カンボジア 教育ボランティアへの海外ボランティア
子どもたちの表情、人の優しさ、全てに感動しました。数々の国と地域に行きましたが、これほど感動した所はありません。
本当に感動
私は小さい頃から子どもが大好きで、将来は学校の先生になりたいとずっと思っていました。結局なれることができず、スイミングのコーチになったわけですが、どうしても学校の先生になりたいという夢を諦めることができず、また国際交流にも強い関心を持っているので、このプログラムに参加してみようかと思いました。
ちょうど去年の今頃でしょうか。私はスイミングのコーチをしていました。選手時代に培った水泳の楽しさを子どもに伝える仕事。子どもも水泳も好きなので、周りからは羨ましがられました。でも、私自身は何かが足りないと腑に落ちない日々でした。そんな時、大学時代の友人が「カンボジアで小学校の先生をやってきた」という話を聞きました。彼女とは仲良しですが、学生時代から常に私の一歩先を歩む人間なので羨ましく思いました。そして、子どもたちの話を聞くとなぜだかはわかりませんが、不覚にも目が潤みました。小学校の先生になりたかった過去、常に先を歩む友人。私は決意をしました。
一年後、仕事としてのきりも良かったので退職し、現地へと向かいました。いざ踏み入れると電気やガスや水道がないのはもちろん、道路も整備されていなく、どこを歩いても虫だらけでした。予想を遥かに上回るこの環境で9日間過ごせるのかと不安を抱きましたが、それはすぐに慣れました。(虫だけは最後まで慣れませんでしたが笑)なぜ慣れたかって?人々の温かさです。皆さんがとにかく優しくて、楽しくて、環境に気にしてなんかいられなくなりました。特に子どもに関しては、日本の子どもと明らかに表情が違いました。もちろん、元気な子、恥ずかしがり屋な子、個々に性格は異なりますが、みんな夢を持っていて幸せに満ち溢れた瞳をしていました。また、村はひとつの家族。ホームステイ先の仲間もひとつの家族。すれ違う人全てがニコニコしてくれます。日本では人の目を気にし過ぎて恐れ多く硬い表情で会釈してしまう私が、初めて会う人に対してニコニコ手を振る姿に自分自身が驚きました。そういうお陰もあり、瞬く間に9日間が過ぎて行きました。
9日間の毎日が発見で、勉強で、私にとっては宝物かのような日々だったので、なんと文章で表現したらよいのか正直わかりませんが、ただひとつ言えることとすれば、幸せの定義がわかったことです。リャクスメイさんが見せて下さった「strange country japan」というYouTubeで有名な映像なのですが、それを見て衝撃を受けました。日本は世界に誇る豊かな国なのに、なんて自殺率の多いことでしょうか。平和ボケというか、贅沢さに気づけていないのだと思います。それとは打って変わって、こんな不便で恵まれない環境なのに幸せに満ち溢れている村の人々。「幸せは与えられるのもではなく、自らが掴み取るもの」だと身に染みて感じました。
私はこのボランティアを通して将来やりたい夢が見つかりました。それは、海外で日本語教師をすることです。日本の政治や社会はダメだとかいろいろな考えがあります。私も確かにそう思います。でも、さまざまな国に行って日本人の素晴らしい言動や、日本語の美しさや良さに改めて気付かされました。私は母国に誇りを持っています。東京五輪の招致スピーチで滝川クリステルさんが話していたように、日本は安全でいい国だと伝えたい。そして日本にどんどん来て欲しい。多くの観光客が来たら経済も活性化される。私はそう思うのです。まだ、どこの国で先生になることを決めてはいませんが、もし何かの縁でカンボジアに来て、また子どもたちに日本語を教えることができて、最終的に日本とカンボジアの架け橋になれたら、非常にうれしく思います。
上記の通り、非常に感動したので。
「行こうかどうしよう…」「親に猛反対された…」そんな方はいませんか?私がそうでした。でも、本当に行って良かったと思っていますし、今では心に穴が開いたような気分です。迷っていたらぜひ、行って見て下さい。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
ブン先生…毎日気合を入れて下さってありがとうございました!私が子どもたちとお別れするのが寂しくて泣いていた時に、オードリーの春日のネタをしたのが笑えました。
チェン先生…毎日笑っていて陽気なチェン先生、お世話になりました。私自身も笑ってばかりで楽しかったです。
リャクスメイさん…本当にお世話になりました。9日間大きな怪我や事故もなく無事に過ごせたのはリャクスメイさんのお陰です。毎日いじって下さってありがとうございました。
ユカさん…同性、同世代の駐在員なので何でも話せました。ユカさんには救われてばかりでした。将来について話したり、夜みんなで話したのが本当に楽しかったですよね。
ユカさんは日本人でしたが、他は現地の方にも関わらず、日本語がとても上手で驚きました。(特にリャクスメイさん!)日本についてこんなに関心を持ってくださる方がいるなんて…感動しました。
皆さん非常に勉強熱心で、自分自身が情けなく感じたほどです。