エイズ孤児・母子感染
エイズ孤児・母子感染とは
HIV/AIDSは、この10年間で、子どもを脅かす最大の問題のひとつとなりました。
推計では、2002年末までに世界全体で、4,200万人がHIVに感染しており、10年前に予測された最悪のレベルを50%も上回っています。
参考サイト:UNAIDS
母子感染
自子どもたちがこのウィルスに感染する理由
- おなかの中にいるときにお母さんから感染する
- 母乳から感染する
- 子どものうちに結婚させられた女の子が、夫から感染する
- 子どものうちに売られ、買春の犠牲になっている間に感染してしまう
- エイズについてよく知らず、ウイルスからどのようにして身を守ったらよいか知らない
エイズ孤児
子どもたちがこのウィルスに感染する理由
世界のエイズ孤児は1040万人もおり2010年までにこの数は2倍になると予想されます。
エイズ孤児は学校で学び、医療を受け、成長を遂げ、栄養と住まいを与えられる機会を奪われ、不安定な将来に直面する事になります。また虐待や搾取にあう危険性も高まります。
毎年60万人の子どもが母子感染しこれまでに15歳未満の約400万人が亡くなりました。
母子感染をどのように減らすか。
HIV陽性の子どもの15~30%が、妊娠中に、あるいは出産時にHIVに感染し、10~15%が母乳を通して感染しています。
妊娠中の36週目からAZTのような抗HIV薬を投与し続けたり、出産時にネビラピンを1回投与すれば、子どもへのHIV感染率は約50%減らすことができます。代替乳などで母乳を完全に断つ環境ができあがっているのであればHIV感染は防ぐことができます。
国連のAIDS対策機関:UNAIDS(英文)
AIDS情報:エイズ予防財団
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