ICYE フィリピン 短期 参加動機

ICYE フィリピン 短期

2013年8月参加

大学3年生 21歳


参加動機

参加動機は二点あります。 一点目。大学一年生~二年生にかけて、国際協力の学生団体に所属していました。その際に感じたのは、日本にいながら現地へのサポートは難しいということでした。大学入学以前から国際協力には興味があり、実際にそういった活動に携わったのは大学入学後のその団体が初めてだったのですが、あまりにも遠い国だと感じてしまう自分がいました。そしてこのことに気づいたのも、最近です。なぜかというと、私は結局その団体から離れ、入学当初から掛け持ちしていた、対象地域や一緒に活動する地域の方ががとても身近にいる学生団体に所属を絞りました。つまりは、私の中で現場をよく知り、自分の中で確実に貢献すべき緊急度や、一緒にその地域の問題を解決していきたいという想いが保てたのは、その学生団体のみでした。もちろん、国際協力をするその団体の活動は今も素晴らしいと思っていますし、対象者にとって本当に、本当に必要不可欠な活動であることもわかっています。ですが、現場のなかに自分が入りきれなかった、どうしても遠いと感じてしまった、そんな自分がいたことは否定できません。実際に現地へ出張に行ったこともありましたが、その国の現状を聞いてもやはり、自分自身が近づくことはありませんでした。どんどんと熱くなる周りの仲間との距離がひらいていくようでもありました。そう思いながら活動を続けることは出来ず、辞めたことに悔しさや恥ずかしさ、申し訳なさも感じました。一つの団体での活動に絞って、多くの時間をその団体で過ごせ、引退まで走り抜けられたことは後悔していません。ですが、大学生活の折り返しに来て、どうしても辞めてしまったことが引っかかり続けていました。あの国には困っている人がいて、本で見ただけでは落とし込めないような事実が存在し続けていて、自分の目で見たあの方たちは今もそこにいるのに、と思っていました。その後、偶然、facebookで友人がこのサイトに「いいね」を押していたことから、あとは嵐のように自分の中で「これだ!」と決定が下されました。「日本にいて、遠いと感じたならば、直接行って、生活の中に入ろう。そこで会って、話して、一緒の場所で過ごして、そして動いてみればいいのでは。」という考えたことが参加しようと思った一点目の動機です。 二点目です。自分のためだけではボランティアはしてはならない、ということをよく耳にします。自身も自己成長のために、団体に所属してはならないと考えてきました。ですが、所属していた学生団体での現役の頃も、引退した今も、活動してきた自分に納得することはありませんでした。人のため、地域のために、活動しているはずが、日常生活の中で、優先順位や心の動きなど、常に活動を一番に考えられる人間でなかったように思います。こう感じつつも、現役の頃は誰よりも活動を優先してきました。ですが、納得はいっていません。全力を注ぎきれない時も、息抜きに傾いてしまうときももちろんたくさんありました。仲間に聞けば、同じことを感じていました。社会貢献と言いつつも、私や仲間も一人の学生であり、たとえ自分が勉強も息抜きもなげうってまで活動に力を注ごうとも、そのやり方をほかの仲間に押し付けることは出来ません。ですが、活動に意志を持っているし、不真面目だということではありません。人のため、地域のため、といいつつも全てにおいてそこを向いていることが出来ないことに違和感を感じていました。不甲斐ない自分に嫌気がさし、自己嫌悪に陥ることも多々ありました。それは自分があくまでサークルとして学生団体に所属していたからではないのか、個人として貢献できるような人間になりきれていないからではないのか、結局は自分の自己成長のための一環にすぎないとどこかで感じているからではないのか、と思いました。今後、社会貢献活動をするにしろ、社会に出て勤めていくにしろ、地域のため、企業として顧客のため、社会のために働くには、何よりも自分以外の人のために動ける人間でないといけないと考えました。先にも述べましたが、自分ではまだその能力が足りないと考え、人のために全力になれる環境に身を置きたいと思いました。この同期は自分のためというものですが、このことを動機として言わずには納得して参加できないと思い、二点目として挙げました。 以上二点の動機から、このプログラムに応募します。

貢献への意気込み

人のため、自分のため・・・。「貢献」という言葉に、少なからず悩んできた大学生活でした。おこがましい?自分は貢献できるほどの人間なのか?壁にあたったこともありましたが、貢献以前に自分はその場所に住む人々との出会いではぐぐまれるものこそが、プラスエネルギーを生み出していき、その場所を、問題を、良い方向へと導いていくものだと思っています。私が何かをするという貢献ではなく、双方の存在で新たなものを生み出していくスタンスで活動していきたいと思います。

現地でいかしたい趣味・特技・資格

子どもとの活動を多く経験させていただいてきたので、現地でもその経験を生かし、その場所での関係づくりとして子どもたちと交流をより深めていきたいと思います。 また、自然の中での活動をしてきたので、重いものを持ったり、草刈をしたり、竹を切ったり、よく「女性はやらなくていいよ」と言われることでも、ご指導いただければしっかりとやっていく意気込みです。

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