ICYEベトナム 短期 参加動機

ICYEベトナム 短期

2013年8月参加

大学院生 23歳


参加動機

私は現在大学院で、途上国開発経済問題について研究しています。 経済学の分野では古くから様々な理論的アプローチを通して、途上国開発問題に取り組んできました。しかしながら、実際の途上国社会の変遷は、ことごとく世界の経済学者の期待を裏切ってきました。そのよい例がアフリカの貧困層人口であり、現在でも僅かではありますが、増加の一途を辿っています。これは、経済学者の途上国の実態に関する理解が十分でなかったことに原因があります。 この反省から現在の開発経済学の分野では、「グラミン銀行」や「フェアトレード」など、途上国の低所得者に適切でかつ直接的な支援の形が検討されるようになってきました。しかしその一方で、途上国では医療、教育、ジェンダー、宗教、環境などの新しい社会問題が続々と顕在化してきました。言い換えるならば、従来の経済学のように“お金”の増減だけで途上国問題を考えていくことが、できなくなってしまったということです。  こうした現状から、途上国に赴きNGO等の活動に参加し、現地の“生の声”と触れ合うことが、今自分に必要な経験だと考えております。経済学の分野では、個人の満足度を表すものとして「効用」という概念があります。私はこの途上国のボランティアの活動を通して、現地の方々にとっての“真の効用”とは何であるか改めて考え直し、今後の研究に生かしていきたいと思っています。

貢献への意気込み

現地でいかしたい趣味・特技・資格

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