フィリピン 貧民区キッズサポート 参加動機

フィリピン 貧民区キッズサポート

2013年9月参加

大学3年生 21歳


参加動機

 海外ボランティアに興味を持ったきっかけは、「インドの子どもたちに音楽を教える活動」をしているという某団体のメンバーである、知人Hの話を聞いたことであった。その団体で定期的に、スラムの子ども達と一緒に遊んだり、音楽を教えたりしていたHの言葉は、私の心に大きな衝撃を与えた。  「『発展途上国にはスラムがあったり、ゴミの山があったりするらしいから、貧しいんだろうな』という一般的な認識は、私たちは誰でも持っていると思います。しかしだからといって、インドに、カンボジアに、フィリピンに、具体的にどのような支援をしたらいいのかということに関しては、私たちは本当に何も分かっていないのです。現地特有の事情を知らない私たちは、各国にみられる貧しさをただ『貧困』という一意的な表現で一括りに捉えてしまいがちですが、『貧困』とはそれぞれの国ごとに、想像をはるかに超えて複雑な成因があります。例えばインドの貧困には、潜在的ファクターとして、今もなお国に深く根を下ろす『カースト制』が挙げられますが、カースト制がいかに生活のなかで息づき、民の生活に影響を及ぼしているのかを正しく理解せずして、適切な支援ができるとあなたは思いますか。」  途上国の人々の貧困をただ漠然と憂うばかりでは、稚拙な想像力の域を越えないのは明白である。ましてや、日本の豊かさにぬくぬくと甘んじている我々に、一体彼らの何を理解しているといえるのだろう。  「現地で本当に必要とされている支援」とは何か。私たちには一体何ができるのか。知人の戒めを肝に銘じつつ、今回のフィリピン派遣では、そのことを絶えず考え続けたいと思っている。

貢献への意気込み

現地を訪れることで見えてくるものとは、何だろう。実際に足を運び、支援を行い、肌で感じるということ。これが私の目標です。

現地でいかしたい趣味・特技・資格

現地で披露できるような特技は持っておりませんが、普段「子ども」とよく関わる事が多いので、その経験を生かせればと思います。

戻る