ギャップイヤー
ギャップイヤーとは?
「ギャップ・イヤー」はもともとは、英語で「人生の節目の空いた期間を使って旅をする」という意味でした。
最近では、大学入学許可を得ている高校卒業者が大学に入るまでの間、あるいは大学院入学許可を得ている大学卒業者が大学院に入るまでの間を指して使われています。
特に、オーストラリアやイギリス、カナダなどの国々では、あえてすぐには大学に入学せず1年間様々な形で人生経験を積んで大学に入学をするということがよくあり、この期間を「ギャップ・イヤー」というふうに呼びます。
この期間が1年に満たない場合は「ギャップ・ターム」という言葉を使います。
ギャップイヤーの過ごし方
ギャップ・イヤーの過ごし方は自由ですが、旅行や留学、ボランティア活動やインターンシップに参加する人が多いようです。
その醍醐味は、大学での学習では得ることのできない経験をすること、また、その後の大学での学習、ひいては人生に役立つような経験をすることです。
「高校→大学→就職」と、ある種のレールが敷かれている日本社会において、経歴には空白がないことが評価されてきました。
しかし、近年はあえてギャップ・イヤーという空白を作り、自ら問題意識を持って目標を立て活動をするという経験が着目されています。日本の各大学でも導入が検討されており、今後の動きが注目されています。
社会全体が複雑化する中で、より主体的に考え行動できる人が求められています。ギャップ・イヤーを有効に活用することで、その人の人生が豊かになるだけでなく、社会全体が豊かになることが願われています。
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