ジェンダー問題
ジェンダーとは?
ジェンダーとは、社会的・文化的役割としての性別のことです。特定の社会での価値観や男女の社会的・文化的役割の違い、男性と女性の関係性などを含みます。
ジェンダー問題とは?
世界にはジェンダーに基づく偏見や不平等が多く存在していることが問題となっており、ジェンダー平等に向けた取り組みが求められています。
世界のジェンダー格差マップ(ジェンダー・ギャップ指数2012を基に作成)
ジェンダー・ギャップ指数とは、「経済活動の参加と機会」、「教育」、「健康と生存」、「政治への関与」の4つの分野でスコアを出し、それらを合計したもので、世界経済フォーラム(World Economic Forum)が毎年発表しています。
参照:https://memorva.jp/ranking/world/wef_global_gender_gap_report.php
途上国におけるジェンダー問題
途上国では、先進国に比べてジェンダー格差が大きい傾向にあります。具体的には下記のような問題が生じています(※)。
- 教育格差:男性に比べて女性の識字率が低い(南アジアやサハラ以南アフリカ)
- 経済格差:女性の推定平均所得が男性より高い国は世界に存在しない
- HIV/AIDS:男性よりも女性のほうが多い(感染者の多いサハラ以南アフリカでは男性約7%に対し、女性は約21%)
- 人権格差:人身売買など人権侵害の被害者の多くを女性が占めている
途上国におけるジェンダー格差解消のためにどの様な活動があるか?
- ジェンダーに配慮した初等教育協力
- 生産活動の機会拡大・所得向上をめざした女性のキャパシティディベロプメント(能力開発)
- 国政への女性の参加促進や行政機関幹部への女性登用の推進
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