マザー・テレサ Mother Teresa
1概要
マザーテレサ
マザーテレサとして知られる、アグネス・ゴンジャ・ボヤジュは生涯をかけて貧しい人々のために尽くしました。ノーベル平和賞や、バーラト・ラトナ賞(インドで国民に与えられる最高の賞)を受けていたり、アメリカ名誉市民に選ばれたりと国際的にもとても有名な人物です。 修道院をでて最初に行った活動は、コルカタのスラム街でのストリートチルドレンへの無料授業と言われています。 その後インド政府の協力で有名な「死を待つ人々の家」を開設、他にもホスピスや児童養護施設を開設していきます。最後もコルカタのマザーハウスで亡くなったほど、彼女はこの活動に一生を捧げていました。 どのような状態・宗派の人々にも平等に愛を注いだといわれるマザー・テレサの活動は世界各国で広がり、亡くなった際にはすでにマザーテレサが代表を務めていた「神の愛の宣教者会」のメンバーは4000人ほど、123カ国の610箇所で活動を行っていたと言われています。 現在もマザー・テレサの意志を引き継いだシスターたちが世界各国で活動を行っています。
様々な名言・格言
マザー・テレサは様々な名言を残した人物としても有名です。彼女の生き方があらわされた言葉、少し紹介させていただきます。
“最大の病はハンセン病や癌や結核などではありません。それは誰にも必要とされず、誰にも気に留めてもらえず、すべての人から見捨てられているという孤独です。”
“愛に対する飢えの方が、パンに対する飢えを取り除くことよりも、はるかに難しいのです。”
“私たちのしていることは大海の一滴(ひとしずく)に過ぎません。だけど、私たちがやめたら確実に一滴が減るのです。”
“平和は微笑みから始まります。”
施設
死を待つ人々の家を含むたくさんの施設が集合しています。詳しくはこちらをご覧ください。施設の状況については、変更されている可能性もございますのでご了承ください。
2現地の様子
活動の様子
マザー・テレサ施設では、みなさんの英語力やスキル、希望によってどの施設になるかが割り振られます。割り振られた施設で、精一杯ボランティアをしマザー・テレサの教え・愛を感じましょう。 様々な状況の人がいらっしゃいますが、言葉は通じなくても手を握ったら微笑んでくれた、マッサージをしてコミュニケーションした、など工夫してみなさん活動されています。
3参加者の声
“マザーテレサハウスでの活動では、施設の方とコミュニケーションする機会があります。 当初、英語は通じないのかなと思っていたのですが、名前やハロー、サンキューなど挨拶はすることができました。しかしいっぱい会話をする、というのはなかなか難しいのですが、そんなとき「笑顔」の力を実感しました。言葉はなくても、笑顔でいる人を見たらだれでも嬉しい気持ちになります。そして自然と相手も笑顔になります。 「smile generate smile」 これは私が活動中大切にしていたマザーテレサの言葉の1つです。 小さなことしかできないかもしれない、けれど確かにできることはあります。 活動中は大変なこともあるかもしれませんが(私の場合運動不足であったため床掃除はとても腰にきました笑)、笑顔でいればきっといいことがありますので大切にしていただきたいです。”
“施設で生活している人たちとは、もちろん言葉は通じません。しかし、笑顔で話しかけると心が通じる感覚があります。毎日行っていると、ちゃんと私のことを覚えてくれています。 目を見て手を取って優しく微笑みかける。そんな小さなことだけでも、その人にとっては心の励みになると思うのです。 活動自体はたったの4日間ですが、これから参加される皆さんには、小さなことでも大きな愛情を持って取り組んでほしいと思います。マザーテレサの言葉のように、本当にそれに尽きると思いました。”
“ダヤダンでは洗濯から朝が始まり、その後子どもたちと散歩へ行ったり楽器を演奏したり歌ったり、リハビリやご飯を手伝ったり、掃除をしたりしました。ハンディキャップを持っている子たちとはあまり関わりがなく暮らしてきたうえ、専門的な知識も何もない私にとってここでの経験はとても勉強になりました。日本でさえハンディキャップの人たちと接するのは難しさがあるのに、インドでさらに言葉も通じないと、どうしたらいいのか最初は分かりませんでした。ですが、たまに意思疎通がとれて子どもたちがニコッと笑ってくれたりするとこの上なく嬉しかったし、そばにいて手を握っているだけでその子が落ち着いてくれたりするとここに来て良かったなあと思えました。シシュババンでは可愛いエプロンをつけてお手伝い。午後の活動は15:00からだったので、おやつを食べるのをお手伝いしてから園庭で遊びます。元気いっぱい遊んで、喧嘩して、泣いて、笑う子どもたちを見てこちらが元気をもらってしまいました。”