教育不足・識字率
教育不足・識字率とは
1999年時点で、世界には小学校に通うべき年齢にありながら学校に通えない子どもたちが1億2千万人います。
学校に行くことが出来ないと
もしも、学校に行けなかったらどんなことが困ってしまうでしょう?
- 文字を読むことができない
- 自分の名前も書けない
- かんたんな計算ができない
- 学校のともだちと遊んだり、学びあったりできない
- 健康に生きるために必要なことがわからない
- 将来のゆめや仕事の希望をもったり、そのために必要なことが学べない
- 自分の住む社会や世界の問題を解決する方法がわからない
子どもたちが学校に行けない理由
- 学校が遠くて通えない
- 先生がいない
- 教科書や学用品がたりない
- 家の手伝いや、家計を助けるためにはたらかなくてはならず、学校に行く時間や余裕がない
- 女の子は、学校に行くより、家の手伝いをしたり早く結婚したりすることが大切だと考えられている地域がある
- 学費がない
などが挙げられます。
初等教育
小学校就学年で、学校に通っていない子どもの割合(1999年)
1999年時点で、小学校に通えない子どもは1億2000万人いました。内訳は51%が女の子47%が男の子です。1990年よりも男女格差は縮まっています。
学校に入学した子どもが卒業できる割合
[1995-1999年]
成人の識字率
5歳以上で読み書きの出来る人の割合
15歳以上の非識字者の割合(2000年)
母親の教育と子どもの生存および成長
母親の教育程度と、5歳未満児の死亡率 および中・重度の低体重児童の割合の関係
母親の識字と教育程度は、子どもの健康と綿密に結びついています。
このグラフは世帯に関する35の調査からデータを引いたもので、世界のほとんどの地域についてカバーしています。教育を受けていない母親の子どもは、中等以上の教育を受けている母親の子どもに比べて、死亡したり栄養不良になったりする危険が2倍も高い
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