『私たちが今すぐ実践できるSDGs』
「パンデミックによって、憎悪と外国人嫌悪、スケープゴート探しと恐怖の扇動が大規模に引き起こされ続けている。憎悪のウイルスに対する私たちの社会の免疫力を強化するため、ただちに行動してほしい。」
2020年5月、国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏はこう訴えた。
新型コロナウイルスが世界で猛威を振るっている今、各国でのアジア人に対する人種差別に基づく暴力行為や差別が問題となっている。私はこのニュースを見て、ヒトラー率いるナチ党によるユダヤ人排斥と重なるところがあると思った。自分とは違うルーツ、考え方を理解できないから戦争は起こる。そしてそれが難民、貧困層、経済格差を生む。この負の連鎖を止め、SDGsによって世界全体を変えていくために私たちがまずできることは、相手の気持ちを考えて行動すること、すなわち平等な人権の確保だと思う。
米世論調査機関「ピューリサーチセンター」によると、2020年7月2日までに米国在住のアジア人の約3分の一が人種差別的な中傷や冗談にさらされ、26%が物理的な攻撃を受けかねない体験をしたと告白した。人々はなぜ、罪のない人々を差別し、物理的な力を使って排除しようとするのか。これは今まで世界中で起きた“戦争”の中心的問題だと思うが、コロナウイルスのパンデミックを生きる今の私たちなら、少しは身近なことだと考えられるのではないかと私は思う。
もしあなたの身の回りのある人がコロナウイルス陽性と判断されたとする。2週間後、その人は陰性と判断され社会に復帰した。そこで、あなたは2週間前と同じようにその人に接することはできますか?自信をもってYesと答えられる人は少ないのではないかと私は思う。実際、コロナウイルスに関する差別行為や誹謗中傷によって、転居や行動制限を余儀なくされているコロナ罹患者や医療従事者の方が日本にも多くいる。我々はこのことからめを背けてはならない。
“Be kind to people.”
言葉でいうのは簡単だ。しかし実際に行動することはとても難しいと思う。新型ウイルスの猛威に振り回され、世界が先の見えない将来へ進んでいかなければならない今、SDGsを実現するために私たちが最初にできる、いややらなければならないことは、日本国内での人権の確保、尊重なのではないだろうか。自国の人々の暮らしも守れない中で、なにがSDGsだ、なにが国際協力だ。
まずは自分の周りの多様性を受け入れよう。そしていかなる人にも感謝の気持ち、尊敬の気持ちをもって接しよう。そしてそれができるようになったら、その輪をもっと広げていこう。日本だけではなく、世界へ。綺麗事だとおもわれるかもしれない。しかし今、そしてこれから我々ひとりひとりが確実に実践できることは、今まで日本人が作り上げてきた“思いやりの心”を新たな武器として世界に広めることだと私は強く思う。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた
いい経験になった!
国際ボランティアに興味があり、高校生のうちに経験しておきたいと思っていましたが、コロナウイルス流行の影響下の中では難しく、そんな中見つけたのがこのオンラインSDGs海外ボランティアでした。将来は東南アジア経済に関する仕事に就きたいと思っていた私にとって、このボランティアはとても興味深く、ぜひ参加したいと思いました。
SDGsの現状について、普段ニュースや教科書で学ぶことができないような、ディープなところまで知ることができて、とても勉強になった。
大学では、発展途上国での教育や経済について学びたいと思っているので、今回の経験を基礎としてまた学びを深めていけたらいいなと思う。
楽しく学べることほどの幸せはない!!その幸せをかみしめてください!!