『教育の重要性』
SDGsとは持続可能な開発目標のことで、国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に書かれた2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。目標は大きく17個あり、貧困やジェンダー、安全な水とトイレなどの衛生面など様々な分野の問題にアプローチしています。17個の目標はどれもこれからよりよい・暮らしやすい社会・誰1人取り残さないために必要不可欠なものです。そんな中、私が全ての目標に関心を持つ、持続可能な開発目標に繋がる大きな一歩の役割を果たすと思ったのが“知ること・知らせること”つまり“教育”です。私が住む日本では中学生までは教育を受ける義務があるため最低限度の知識は身につけることができます。しかし日本の外に目を向けてみると、教育を受ける機会のない、貧しいが故に働かなくてはいけない子ども達がたくさん居ます。教育は人に可能性をもたらすもので、脱貧困・自立を支える柱にもなります。しかし教育を受ける機会がなければ必然的に個人の持つ可能性は失われ、教育の重要性にも気がつくことができません。そのため次の世代を担う子ども達も同じ道を辿り、貧困の連鎖を断ち切ることが更に難しくなります。もし物事を知る機会がなければ、自分の置かれた状況が絶対であり、当たり前だと感じてしまいます。小さい頃から働くことが当たり前、文字や字は書けないものだ、世界中の人間が自分と同じような生活を送るものだ。教育が十分に行われていない国ではきっとこのような価値観を持った人が多いのも現状です。教育は物事を知り、学び、それを様々な方面へと発展させることもできます。その学びの発展のひとつとしてSDGsも存在しているはずです。なぜ北極の氷は溶け始めたのか、気温は高くなったのか、衛生環境が悪いと人体にどんな影響を及ぼすのか、なぜ男女平等であるべきなのか、これらは学びの発展がなければそれが問題なのだと気がつくことができず、ずっと解決できずに誰かが傷つくことになります。そのため教育は自分自身を守る一つの手段だと強く思います。
学ぶことで物事を知ることができる、新しい価値観や考えを得ることが可能になります。私は1番恐ろしいことは無知でいることだと思います。極端な話ではありますが、もし人を殺すことが悪いことだと知らない子供がいたら人を殺してしまいます。想像しただけで恐ろしい現状ですが、実際に起こっていることです。中央アフリカは国連が報告した子どもの徴用が深刻な国だとされ、2018年の中央アフリカの子ども兵は約一万人と推定されています。この事実は必ずなくしていかなくてはいけないことです。きっと子ども兵の中には自分の親や兄弟、大事な存在が殺されたから自分も相手を殺すという考えを持った人もいるはずで、これは道徳教育を見直す必要があると私たちに認識させる事実です。そのため教育は勉強だけでなく、一人の人間としてどうあるべきか・他者に対する想像力を養う教育も必要になります。私の住む日本も決して教育が完璧というわけではありません。今の私たちに必要な教育は基礎的な教育はもちろん、様々な海外の現状を知り、他者を想像する・未来を想像する子供を増やす教育が必要なのではないかと感じています。こういった多岐にわたる教育が小さな部分で浸透し、世界に広まっていくと様々な苦しみを抱える人間が減っていくのではないかと考えます。私たちにできることは知り・想像し・自分に何ができるのか考え・行動することです。そのために教育は不可欠なのだと改めて訴えます。
満足
社会問題に興味がある
勉強になった!
社会情勢やボランティア活動に興味がありこのコロナの中でオンラインでボランティアができると知り参加しました。
現地の子どもとオンラインで触れ合うことができた経験は私にとって新しい経験でとても楽しかったです。日本語を一生懸命話している姿はとても可愛く、もっと海外の子どもと触れ合ってみたいという意欲も生まれました。
そして何より前よりも未来を想像する事ができるようになったと感じています。前までは現状を知り「あ、そうなんだ」と他人事に感じていました。しかし今回この経験を経て、現状をしり自分に何ができるのか想像できるようになりました。この経験は自分にとって大きな一歩であったように感じています。この経験を与えてくださった皆さんにはとても感謝しています。ありがとうございました。
私は将来、報道機関に就職して世界の現状や未来を想像する人間を1人でも増やしたいです。
学んで損はなく、寧ろ知らなかった世界を見ることができる素晴らしい機会を得ることができます。