『文化を考え、人を守り、地球へ向けて行動しよう!』
今回の研修を通し、私は、SDGsの必要性と私達の実生活との関連性について考えた。2015年に国連サミットで採択されたSDGsは、2030年までに持続可能でより良い世界が構築されることを目標としている。この「持続可能性」がSDGsや今日の現代社会において最大の課題だ。近年の急速な開発や都市化に伴い、私達の生活は便利かつ効率的にはなっている。しかしながらその裏にはその発展に取り残された国や人々、そこに属する文化がある。よって、その中に生きる人々、環境、そしてその未来まで含めた地球全体の進歩を考慮しなくてはならない。
では、持続可能でより良い社会のために私達にはどのようなことができるのだろう。例えば貧困をなくそうという観点から見た場合、その具体的目標(ターゲット)のひとつである「最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施」や、質の高い教育をみんなにという観点におけるターゲットである「全ての若者及び大多数の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるように」の行動主体は、政府や各機関が予想されているように思える。政治的権力や莫大な経済支援をできるだけの資金を有さない私達個々人には直接的行動は難しい。
しかし、SDGsのほぼ全てに私達は関係しており、かつ達成への取り組みをすることができる。例えば前述の読み書きや基本的計算能力の習得では、私達自身が人々にそれらを教えることはできない。しかし、彼らの学びの場となる学校に通う機会や時間を提供することはできる。現在学校に通えなず基本的学習を受けていない人々は世界中に多く存在し、その多くが貧困や労働時間の長さを原因としている。そしてそんな彼らが提供しているものの多くを私達先進国に住む人々が消費している。よってフェアトレード製品の購入や労働力の過剰な搾取の防止、学習機会提供のための募金等を通して、達成へ貢献できる。また、今年から導入されたレジ袋有料化に伴うマイバッグ利用の増加も、環境保護活動の一環となる。
このように、私達の日々の行動や生活様式が世界中に作用をもたらしていることから、身近に取り組む事は容易に可能だ。
以上を踏まえ、私は上記の身近な取り組みに加え、多文化共生の観点からSDGs達成へ貢献したい。その理由としてはこれまでの私自身の経験を挙げる。高校時代の約1年の留学やボランティア活動等、私はこれまで数多くの国際交流活動に尽力してきた。また、本研修で体験したカンボジアの子ども達との交流もこの着想に至った背景にある。コロナ禍でありながら外国と交流を持てるという点に魅力を感じ交流活動をおこなったが、その活動でもSDGsについて考えた。例えば、カンボジアの子ども達は既に日本語を学んでいたが、多くのアジア圏の人々が日本語や英語を学ぶ理由には趣味のみならず生涯賃金の向上等も理由にあると聞いた。また、彼女たちとは違い学校に通えなかったり劣悪な環境下で暮らしたりしている人々も世界には多く存在している。
よって、このように多くの文化が入り交じる社会の現状はSDGsと切り離せない。そのためこの多文化が互いに尊重され共生される必要があると私は考える。具体的には文化保護の観点から実行したい。先進国等影響力ある国やその文化に統合され失われる又は失われつつある文化が世界には多く存在している。この文化の喪失はその国の環境や経済にも影響を引き起こしうる。したがって、私は人々の文化の理解の促進を進めることで、多文化共生社会の実現とSDGs達成へ貢献したい。
普通
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、社会問題に興味がある
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
SDGsへの理解を深めるとともにSDGs実現のための具体的方策を見出すため。新型コロナウイルス感染拡大に伴い海外へ出向くことや国内での学びの場が制限されている中、オンラインを活用することで学習機会を得たいと考えた。また、このような新しい形での学習は新型コロナウイルス収束後の社会活動でも注目されることであると考え魅力を感じている。
SDGsについて詳しく知ることができたと同時に、私がSDGsに対して抱いていた疑問(本当にこの達成が苦しむ人々の役に立つのか等)の解決への糸口となったと思う。
カンボジアとの交流活動はとても楽しかった。コロナ禍でもこうして交流できる場を設けていただいたことにはとても感謝している。
社会問題や地球的課題について考えたとき、SDGsに限らずその他課題や目標との関連性を考慮し行動できるようになりたい。
コロナ禍で大変ではありますが、自分にできることを少しずつ頑張れば、できることは増えていくと思います!!!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
最初の電話面談から今までありがとうございました。