『「100円」商品の価値と購入する責任』
日本において1950年代は大量生産・大量消費の時代と呼ばれ、生活を便利にしてくれる耐久消費財を購入することが人々にとって「豊かさ」を手に入れることを意味しました。現在、大量生産の流れは落ち着いてきているとはいえ、日本は“モノ”であふれかえっています。これはSDGsの目標12「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」を真っ向から阻害してはいないでしょうか。
身近な例で考えてみると、大量生産・大量消費を象徴するような100円ショップが挙げられます。100円ショップでは、服を入れるプラスチック製のケースやスマホの充電器、まな板や包丁といったキッチン用品まで、あらゆる生活雑貨が手に入ります。しかし多くの消費者はこれらの「100円の価値」の商品を長く使用しません。持ってくるのを忘れたからビニール傘や充電器を買い、帰宅すると使用せず、そのうち捨ててしまうのです。単価の低さにより、商品自体の耐久性が無いことも原因の一つだと考えられます。また、「100円」であるがゆえに必要でないものまで購入してしまいがちです。私は100円ショップで働いているのですが、先日お客さんの会話で印象に残ったことがありました。そのお客さんは、「あら、こんなに買ったのに1000円いかないのね。もうちょっと買えたな。」と言ったのです。「安さ」が「大量消費」につながり、それが地球資源の枯渇、エネルギーの大量消費、環境汚染を助長してしることに多くの人は気づきません。100円ショップの便利さは確かですが、その商品が何でできているのか、それは本当に必要なのかをそれぞれが考えなければいけません。私たちの商品購入には、搾取されつづける資源、汚れていく大気、進んでいく森林伐採などと関わっているのです。サステナブルラベルがついた商品を探す、マイストローを持ち歩くなど、できることから始めるべきです。
私たちが持続可能な世界をつくっていくためにはSDGsについての知識を持っていることを前提とした上で、自分の行動が環境に影響を与えていないか?と立ち止まって考えてみる「想像力」と、そこから自分にできることを実践していく「行動力」が必要です。私はまだ知識を身に付けている段階にすぎず、SDGs達成のための行動を意識できているとはいえません。自分が「地球市民」であることを自覚し、これから行動していきます。そしてその姿を他の人に見せ、真似したいと思われるような人間になりたいと思います。
満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、社会問題に興味がある
視野が広がった!
勉強になった!
留学に興味があり行く予定にしていたが、中止になってしまったので少しでも海外と関わることをやりたいと思ったからです。
全くSDGsとは関わりのない生活を送っていたので、知識が深まったし、視野が広がった。もともと国連や国際NGOに興味を持っていたが、その重要性を改めて認識したし、自分も働いてみたいと思った。
日常生活の中で少しずつ友達や家族に伝え、関心を持ってもらうように働きかけてみたい。
勉強して損することは何もないと思います。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
LINEでのサポート等、ありがとうございました。次は現地へ行ってみたいです。