『児童労働撤廃に向けて私が出来ること』
2000年から2016年にかけて、児童労働に従事する子どもは1億人以上減少した。しかし、ILOとユニセフが共同で発表した報告書によると、2020年に再び増加し、1億6000万人もの子ども達が労働を強いられているという。更に、新型コロナウイルスの影響でその数は今後も増加することが予想される。増加傾向にある児童労働を世界から撤廃するために自分には何が出来るのかを考察する。
私が児童労働に興味をもったきっかけは、サッカーボールを作らされていたインドの少女が失明した事件を知ったことだ。サッカー部である私は、日常的に使っているサッカーボールが、厳しい環境下で作られていることに衝撃を受けた。以来、私は児童労働の解決方法を論文テーマに掲げて研究をしてきた。
児童労働に陥る原因の一つが貧困だ。親の収入だけでは生活できない家庭では子どもが働かなければならない。そして、労働に駆り出された子どもたちは学校に行くことが出来ないため、十分な教育を受けることが出来ない。ゆえに大人になっても文字の読み書きや計算など基礎的な学習能力が身についていないため、安定した職を得ることが難しい。そのような大人は貧困から抜け出せず、自分の子どもに労働を強いるため、次世代も貧困から抜け出せないという悪循環に陥るのだ。また、子ども自身に学習意欲があっても、親が学校に行かせたがらないために教育を受けられないこともある。つまり、十分な教育を受けていない大人の固定観念も、児童労働がなくならない原因の一つなのである。
児童労働をなくすために、私は将来子どもだけでなく、大人も通うことが出来る学校を建設し、運営したい。親が子どもを学校に行かせないで働かせたいと思うのは、教育の利点や将来与える影響を理解していないからである。自分が十分な教育を受けていないのであれば、子どもにも必要ないと考えるのは当然だ。そこで、大人も教育を受ける機会を設け、実際に体験することで教育の必要性を理解してもらいたいと考えた。教育を受けて生活や仕事の質が高くなったと感じることが出来れば、教育に対する親の固定概念を変えることが出来るのではないか。また、教育を受けて基礎学力が身についたら、親も安定した職を得たり、新たな物事を取り入れることが出来るようになる。つまり、貧困から抜け出せるのだ。児童労働を撤廃するには、大人への教育も必要不可欠である。
この目標を実現するために、今はオンラインを通じて教育に関わっていきたい。学校を運営するには、実際に教育の現場に関わり、その場において何が求められているかを理解する必要があるが、現地に足を運ぶのは難しい。しかし、今回参加したぼらぷらのボランティアは、オンライン上であったため、学校生活と両立させることが出来た。現在は、毎週土曜日に外国人向けのオンライン日本語教室のボランティアにも参加している。オンライン上であっても、経験したからこそわかることがある。出来る範囲からでも、教育の場で実際に経験するということを大切にしていきたい。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、将来の進路に活かしたい
すごく良かった!
いい経験になった!
LIVEボランティアが楽しかった!
将来途上国の教育に携わりたいと思っているので、日本語を実際に教えられるこの研修はその夢を叶えるために活かせると思ったから。
発展途上国の教育に携わりたいという夢に繋げるために今回この研修を受講したが、教育は国や地域によって異なる問題があるということに気づくことが出来ました。また、教育格差の問題は、貧困や飢餓、労働問題、さらには環境問題など、一見関係なさそうに見える分野とも深く関わっているのだということがわかりました。一つの物事も様々な角度から考えということが大事なのだとこの研修で気づかされました。またLIVEアクティビティを通して現地の子どもたちの様子を自分の目で見ることが出来ました。コロナ禍という時代だからこそ、オンラインを通じて他の国の人と関わるということが大事なのではないかと思いました。
学校の研究活動で、今回学んだことを活かしていきたいです。また、今回学んだことを家族や友達にも伝えて、一緒にSDGsについて考えられる仲間を増やしていきたいです。
この研修を通して、多くの視点からSDGsについて考えれるようになってほしいです!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
4か月間ありがとうございました。LINEやメール、電話を通しで丁寧に対応していただいたおかげで、とても貴重な体験が出来ました。コロナが収まったら今度は現地でのプログラムにもぜひ参加させていただきたいです!