『質の高い教育をみんなに』
世界には、人口の約1割の人々が貧困に苦しんでいると言われている。特に、発展途上国では深刻な状況下にある。しかし、これは発展途上国だけの問題ではない。先進国である日本国内でも、貧困問題が深刻化していて、6人に1人の子どもが貧困状態にあるというデータもある。私は私立の高校に通っているので、知り合いに貧困家庭が少なく、貧困問題への意識が低かった。しかし、6人に1人と言われれば他人事ではない。また、先進国の貧困は、相対的貧困と呼ばれ、発展途上国での絶対的貧困を抱えている人々と同じぐらい、又はそれ以上に精神的苦痛が大きいこともある。なぜなら、相対的貧困は、周りに同じ問題を抱えている人が少なく、理解者がいないことにストレスを感じるからだ。
貧困問題を解決するために、1番重要な役割を果たすのは、教育である。子どもの貧困は、親から受け継がれるケースが多く、経済的理由で十分な教育を受けられなかった子どもは将来の年収も低く、またその子どもに貧困が受け継がれていくという負の連鎖が続いていく。ここから抜け出すことは容易ではない。しかし、もし彼らが教育の支援を受けることが出来れば、解決の糸口が見えてくるのではないか。教育を十分に受けられた子どもは将来の職業の選択肢を広げることができるだろう。現在ある職業では、高校卒業以上の学歴を求めているものが多く、高校卒業資格がなくても就ける仕事は数が少なく、もし見つかったとしても、給料がかなり低い場合がほとんどだ。教育の支援には、子供たちの将来を支える大きな可能がある。
しかし、世界には、経済的理由のみならず、家庭環境や教師不足、設備が不十分であることなどが原因で、十分な教育を受けられていない子供たちがたくさんいる。その状況の中で、新型コロナウイルスが猛威を振るい、学校が休校に追い込まれ、今まで学校に通えていた子供さえも通えなくなってしまった。2020年7月の時点で、学校に行けなくなってしまった子供たちは16億人もいる。現在は、ワクチンの普及のおかげで、学校が再開している国も多いが、休校期間中の学習の遅れが懸念されている。また、ネット環境が整っていない家庭と整っていない家庭の間での不平等がより深刻になっている。
私は、この状況を改善するためには、まず各家庭のネット環境を整えることが最優先であると考える。そして、オンライン授業の量や質を高めることも必要である。
私は、世界の教育格差を是正するために、将来はオンラインでの教育開発に携わり、発展途上国の子供たちに、出来るだけ安い費用で質の高い教育を提供したい。そして、その収益の一部を教育ボランティア機関に寄付したり、オンライン環境が整っていない家庭にタブレットを寄付する活動を行いたい。そう思ったきっかけは、ボランティアアクティビティを通じて、カンボジアの子供たちに日本語を教えたことだ。カンボジアの子供たちはとても勉強への意欲が強く、私たちがボランティアをすることで、彼らの将来の職業の選択肢を増やすことが出来ると分かったからだ。また、日本国内の教育格差是正にも貢献するために、フリースクールなどでの教育ボランティアに積極的に参加し、たくさんの子供たちに質の高い教育を提供したい。
その夢を叶えるために、今の私に出来ることは、受験勉強を頑張ることだ。私はまだ高校生なので、大きな仕事をするのは難しく、今の私に出来ることは少ないかもしれないが、勉強を頑張ることは、必ず将来大きな貢献することに繋がるだろう。なぜなら、今は受験勉強を頑張って、大学で得た知識を、将来の教育関係の仕事やボランティア活動に生かしたいと考えているからだ。将来、教育の機会平等のために世界に貢献できる人になるために、今自分に出来ることを精一杯やりたい。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
視野が広がった!
国際貢献に興味があるから。
SDGsについて知らないことがたくさん知れて勉強になりました。
将来の仕事に生かしたいです。
子どもが好きな人にオススメです!