『食品ロスの現状』
今の日本で日常的に「食品ロス」という言葉を聞いたことがありますか。
おそらく普段の私たちには馴染みのない言葉だと思います。今の世界の「食品ロス」の現状を知ることで、この問題について少しでも多くの人が問題視するべきだと思っっています。
まず、前提として「食品ロス」とはなんなのか。その意味は本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。私たちが生活している中に食品ロスに繋がる行動を引き起こしている可能性があります。
また、「食品ロス」はSDGsの12「作る責任、使う責任」とも関係があると思っています。
では、まず日本の現状として世界3位の食品の廃棄量です。1位中国、2位アメリカ、と二つの大国に続いています。日本国内では重要視されていませんが大きな問題です。
廃棄されている食品の量は612万tと大体国民1人あたり毎日お茶碗1杯分の食料を捨てています。
次に、世界における現状として、2016年から飢餓人口が増加しています。
年間、310万人の子供が飢餓で亡くなっている現状です。こんなにも飢餓で亡くなっている人がいる中、食品を無駄にすることは本当に正しいことなのでしょうか。
この現状に対して私たちができることは、例えば飲み残しなどに対してはサイズを増やす、マイボトルを持参するなどができます。前者は店側がやることですが、後者は私たちができることです。有名なカフェ「スターバックス」ではマイボトルに入れてもらうことができます。ただ、私がマイボトルを持って行った時には恥ずかしいという気持ちが出てきてしまいました。このような恥ずかしさがなくなる、つまり皆が当たり前のようにマイボトルを使っているような社会を目指すべきだと思っています。
またレストランなどにおいては賞味期限などが過ぎた食料を安い値段で提供することなどで食品の廃棄を減らせます。出されたものは食べる。などは自分達ができることです。そのためには自分が食べれる量だけを買うことなどが有効だと思います。
そして廃棄された食料をリサイクルして使うことなどもできます。例えば廃棄した野菜などを色のついた紙などにかえることができます。
このことから食品ロスを減らすためには自分や家庭、企業の努力が必要になってきます。
事業系食品ロスが328万t、家庭系食品ロスが284万tと私たちができることはたくさんあります。まず私たちの目の前にあることから進めるべきです。