[ぼらぷらSDGs小論文]

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『ジェンダー差別の現実』

小論文

『ジェンダー差別の現実』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

今、日本では、「ジェンダー不平等」が問題になっています。そもそもなぜ男女差別が起きるのでしょうか。平成11年6月23日に男女共同参画社会基本法が分布・施行されましたが、女性の様々な分野での参画はあまり進んでいません。なぜ世の中からジェンダーに関する差別が無くならないのでしょうか。男女差別の根底は家庭内から始まり、そこから職場・学校など、国内全体にまで広がっています。そこで、家庭内や国内で起きている男女差別の具体例や男女差別に対する政府の取り組みなどを調べました。
私が調べた家庭内や国内の男女差別は次の通りです。夫婦関係を巡る考え方である、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである。」という考え方であったり、子供に対する「女の子・男の子だから」という教育の仕方などが上げられています。では、日本全体ではどうでしょうか。内閣政府が行った「男女共同参画社会に関する世論調査」では、「社会全体を見て男女の地位は平等になっていると思うか?」という質問に対し、「男性の方が優遇されている」
と答えた人は7割以上でした。このような結果が出ている中、政府がジェンダー平等のために取り組んでいる、基本原則は、「女性と女児の権利の尊重・脆弱な状況の改善」「政府・経済・公共分野への女性の参画とリーダーシップ向上」などがあります。私は、このような結果を見て、国や政府がジェンダー差別を無くすために沢山動いていることはわかりましたが、それなのにあまり改善されていないと感じました。これまでは、男性が優遇されているという観点で見てきましたが、本当に男性だけが優遇されているのでしょうか。ジェンダー平等とは女性活躍・女性進出だけではありません。男性側も「男としてこうあるべき」という社会からのプレッシャーを感じている人が少なからずいると思います。男女両方の差別の話が出ましたが、私は実際に女性だからという差別を受けたことがあるので、両方の意見が理解できます。そこで、なぜそんなに男女で分けて考えるか私なりに考えてみました。まずは初めに思ったは、「男女共同参画社会」というものを詳しく知らなかったり、内閣政府の調査で男性の方が優遇されているという結果が出ているのにも関わらず、男女差別を人権の問題として捉える意識が薄いから。だと思いました。
男女差別は今はもうすぐに無くせる状態ではなくなってしまいました。家庭内から始まりそこから徐々に徐々に広がっていき、日本(世界)全体で抱える悩みになりましたが、一向に改善されないのは、一人一人が、セクシュアリティをしっかり理解出来ていないからだと思いました。今後は、一部の人だけでなく、社会全体でジェンダー平等を考えて行くことが大切だと思いました。今の私がすぐにできる対策は、ジェンダー平等についての現状を理解し、性による先入観をなくすことが第1だと思いました。女性も男性もお互いに差別し合っているので、お互いを知るということも大切なのではないかと思いました。

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