『教科書のリサイクル利用について』
私は、数ある資源の中で紙に着目し、SDGsとの繋がりを考えてみた。何故そのような思考に至ったのか、それはデジタル化が進む中未だに紙の使用量が減らない日本の現状を知ったことにもあるが、私が学生という立場にいることが何よりの理由だ。学校に通う学生ならば当たり前に持っているもの。それが『教科書』である。使わなくなった教科書は、家庭でゴミとして捨てるのが一般的だ。古紙としてリサイクル利用するために資源ゴミとして回収できる自治体もあるが、全部の自治体がそうというわけではないし、全ての人がリサイクルとして出すとは限らない。私もその1人である。そして、教科書は年々ページ数を増加させながら、毎年必ず刊行されている。こんなにも紙が使われているのに、なぜリサイクルについてそんなに注目されていないのだろうか。そこで、もっと効率的に教科書をリサイクル利用出来ないだろうか、ということについて考えていきたい。
近年デジタル化が進んでるというのは先程も記したが、「電子書籍」というもので本がデジタル化されていたり、新聞を紙ではなく電子で読めたりなど、これらのことは今となってはもう当たり前のことである。タブレットが配布される学校も増えているし、それを活用して授業を行う学校も増えつつあるのが現状だ。そして、ひとつここで疑問に感じたことがあった。確かにタブレットも配られ、それを使い授業をすることも増えたが、教科書の量はいつも通りなのはなぜか、ということである。私はてっきり、学習量が増えてることもあるし、タブレットを配られたら教科書の量も減るのだと思っていた。だが結果、教科書の量はどんなにデジタル化されようとそのままであった。決して教科書を廃止しろとは言っていない。デジタルばかりで視力が落ちてしまう懸念や、個人的に紙の方が電子より学習しやすいと思っているので、教科書の量はそのままでもよい。むしろそのままの方がいい。だが、ここで問題なのが冒頭でも取り上げた通り、使わなくなった教科書の使い道である。もっと環境のために、SDGsの目標のために、どう無駄が減るように変えていけば良いのか。そこで、SDGsの12個目の目標、「つくる責任 つかう責任」と関連づけて考えてみた。
その解決策というのが、「学校に教科書のリサイクルボックスを置く」ということである。使わなくなった教科書をリサイクル利用できる資源ゴミとして、学校で集める仕組みである。これなら、教科書を資源ゴミとして出せない自治体に住んでいる人も、リサイクル利用に興味がない人だって、毎日通う"学校"という場所で全て完結させられるのならば、誰もが積極的に利用してくれるだろう。但し、学校という団体で資源ゴミを出すことになるので、これもまた自治体との相談が必要であるのがデメリットである。しかし、このような教科書のリサイクル利用についての考えを学校を通して広めていけば、賛同する自治体も自然と増えてくるのではないだろうか。
満足
SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい
視野が広がった!
普段いろんなところで聞くSDGsのことを正直あまりわかってないと思い、もっと学んでみたいと思ったから。
SDGsと聞いてもどこか他人事のような感じがしたが、今回こうしてしっかり学び、その上で身近なことと関連付けていくとより現状把握や課題がはっきり見えてきた。
将来についてまだ曖昧であったが、今回考えた課題解決に繋がるような仕事を探してみたりして活かしたい。
SDGsについてかしこくなれちゃうチャンス!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
この度は素敵な講座をありがとうございました!!SDGsについてすごくよく知れるよいきっかけとなりました!また、こうして考えてみることで、高校生の自分でもできることが沢山ある、と少しずつですが課題解決の糸口が見えてきた気がします。貴重なお時間をありがとうございました。