『オンラインで未来に繋ぐSDGs』
オンラインSDGs海外ボランティア研修を終えて私は衝撃を受けた。私はこのボランティアに臨む前にカンボジアのイメージとして学校に通えない子どもが大勢いるから全く日本語は話せないのかと思ったが、大きな誤解であり上手に日本語を話していたのに驚かされた。しかも、私が話す言葉を真剣に聞き取り、目を輝かせながら一生懸命に答えてくれた。途上国の初等教育の就学率は90%を超えるが中学、高校となると進学率は下がる。又、女性の就学率は低い。日本と比べると、教育格差は明らかだ。男女平等に通える事、義務教育で教科書が1人1人に国から配布される等日本では当たり前となっている。私達先進国である日本では毎日、学校へ行き決められた授業を受けているが学びたくても学べない国の子どもが居る事を忘れてはならない。授業料のみが無償化とされるが筆記用具は家庭が負担しなくてはならない。当たり前の学校での学びが途上国に取ってみれば、生命をかけた選択に迫られる程の負担となるのである。世界の教育格差を無くすにはどうすべきか原因を考察する。
学校へ行けない子どもの半数以上がサハラ以南のアフリカ地域に集中している。約3人に1人の子どもが学校に行けない事になる。原因の1つ目は、家事や幼児の子育ては子どもが担っている。貧困の家庭が多い途上国では両親が揃って働いているからだ。その為、学校へ行く時間がない。2つ目は、水汲みが子どもの労働になっている。水道が整備されていない為、川に水を汲みに行くからだ。労働に時間を取られ学校に行けない。3つ目は、教師が不足している。日本では学区ごとに学校が設置されているが途上国では学校が近くにない為、教師を雇うことが難しい。教師になる為の教育が出来ない為に教師が不足している。更に、学校のインフラが整備されていない為学校へ行く気がしない。4つ目は、貧困で子どもは労働に従事しなければ生活できない。5つ目は、紛争により武装グループから避難する為危機的状況から学校へ行けない。学校へ行けないとどの様な問題が生じるか。読み書きが出来ない為、就職出来ない。又、選挙で自分の意思表明が出来ない等の問題が挙げられる。
そこで、これらの途上国の問題が分かった事で私達が出来る事を考察し、次の3点について行動を起こしたい。第1に、今回のぼらぷらのオンラインボランティアはコロナ禍でも現地の子ども達に教育を提供する事が可能である事が実体験を通して証明された。オンラインでの学びを広める事で教師の不足が解消されると考える。第2に、現状を知る事。SDGs研修後、物の捉え方が変わった。SDGsに敏感になった。この意識改革こそがSDGsが根付く根源だと考える。SDGsの学びは世界中の問題を知るきっかけを与えてくれた。今回は教育格差の問題に注目したが、その他にも得た知識を未来の子ども達に繋ぐ為に現状を正しく理解する事が重要だ。今回の機会をスタートとし、更に身近なSDGsに目を向け深堀りしていきたい。第3に、正しく理解した知識をSNSや口頭で広めていきたい。特に広めたいのは、学生以外の親世代だ。昨今のSDGsの学びは小学生から大学生と幅広く増加している傾向にある。保護者会等で親世代にも広めて誰1人取り残さない様な取り組みが必要だと考える。
以上の事から1人でも多くの子どもに教育を受けるチャンスを届けるにはより多くの人に途上国の現状を知ってもらう事が大切である。ボランティア活動に1人でも多く参加する事で大きな目標でも達成出来る事を信じ地球上の全ての人が平等に教育が受けられる日を目標にこれからも継続して取り組んでいきたい。
満足
社会問題に興味がある
SDGsについて行動したくなった!
SDGSに興味があり又、海外ボランティアがオンラインで出来るから
SDGsの様々なことを学習できてよかった
様々な人にSDGSを広めていきたい
頑張れ