[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『今私達が出来ること』

小論文

『今私達が出来ること』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

皆さんはSDGsという言葉を知っていますか。SDGsとは持続可能な開発目標を意味しています。開発目標とは、貧困、不平等、格差、気候変動による影響など、世界の様々な問題を根本的に解決し、全ての人達にとってより良い世界を作るために設定された世界共通の17の目標です。この17の目標を、2030年までに達成することを目指して、2016年から世界各国の政府を中心に取り組んでいるそうです。SDGsが策定される以前から世界は社会、環境、経済の問題にそれぞれ取り組んでいました。しかし、SDGsはそれらの問題に対する目標をひとつにまとめたところが特徴的です。経済発展だけに取り組むのではなく、環境や社会が抱える問題にバランスよく取り組み、その根本的な解決によって世界を持続させることをSDGsでは目指しています。また、世代を超えた全ての国、全ての地域の人々が、誰一人取り残されることなく、尊重される社会も目指しています。
しかし私は、SDGsのゴールラインが壮大すぎるという点が問題だと考えています。
「飢餓をゼロに」「全ての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」「安全な水とトイレを世界中に」「エネルギーをみんなに」「平和と公正を全ての人に」このようにSDGsには、全て、ゼロという言葉を使って掲げられた目標があります。掲げられた目標の全て、ゼロという状況が実現できたらとても凄いことで素晴らしいことですが、現状をよく見た時、現実的に実現が困難であると考えます。実現不可能な目標を掲げてしまうことで、SDGsの目標は理想を掲げただけで終わってしまう恐れがあります。近年新型コロナウイルスで上手くいかず、立ち止まってしまう状況が続いています。政府がたくさんの策を出し、その策を実施していますが新型コロナウイルス感染拡大は収まっていません。そんな中でSDGsの為に行動しようと言われても出来るはずがないのです。
SDGsの大きな目標を実現可能にするためには、新型コロナウイルス感染拡大を抑えなければなりません。一人一人が3密を避け、手洗い、うがい、消毒をすることで新型コロナウイルスの感染拡大を少しずつ抑えることがでこると思います。今私達が出来ることを冷静に考え、行動に移し、現状の問題を解決してから次の目標に向かって進むべきだと思います。

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