[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『貧困問題解決について私が考えたこと』

小論文

『貧困問題解決について私が考えたこと』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私はSDGsの17項目の中で一番最初に「1番の貧困をなくそう」、を実現するべきだと思います。なぜなら、他の17項目で、「貧困をなくそう」を実現しないと出来ないものもあるし、貧困問題が世界で一番早く解決するべき問題だと思ったからです。そこで私が一か月フィリピンへ留学した経験をもとに、自分達にできることを考えました。
 私はフィリピンで、スラムエリア、セブンスピリッツ、アニャズホームという場所へ行きました。どこに行った時も、貧困に悩んでいる人が沢山いたのですが、私がここに訪れる前と後で大きく印象が違うことがあります。それは彼らは私達と比べたら、貧困かもしれないが、心まで貧困な人は少ないのだろうということです。貧困な人達と言われたら、今までは、募金用のポスターなどに描かれている、ボロボロな状態で悲しそうな表情をしてこちらを見ているような人達を想像していました。けれど、いざその場へ行ってみると、そこには、笑顔で私達に挨拶してくれる、かわいい子供達が沢山いて、とても毎日貧困に悩まされているとは考えられなく、私は驚きました。
 そこで私が気づいたことは、彼らは必死に今日を生きるために頑張って、家族を大切に思い、毎日楽しく生きているということです。今まで私が想像していた、固定概念のようなものとは違い、仲間思いな私達と何も変わらない人達なんだなと気付きました。
 そんな彼らだが、やはり貧困という問題を抱えており、彼らに夢があっても、学校へ行くお金がなかったり、親にダメだと言われてしまうことがあります。同じ人間なのに、お金があるかないかで自分の未来を変えられてしまうなんて、辛いことだと思いました。自分が、お金のない家に生まれたくなんてなかったなどと、思ってしまうかもしれません。そのためには、やはりお金が必要になってきます。自立するための知識を与えるにせよ、その環境を作るためにもお金が必要です。そうしたら募金がいいのではないかと思ったのですが、現地へ行き、教わったことで、募金をしても、輸送費として、半分以上のお金は、募金先に届かないことを知りました。半分は、結構な量で私は驚きました。私は現地で、セブンスピリッツとアニャズホームという場所に募金しました。そしてその募金の仕方は、日本で募金箱にお金を入れるようなやりかたではなく、せっかくフィリピンに行ったのだからそのまま、手渡しという形で、募金させていただきました。やはり、自分達で直接渡せるのはとても安心ですし、全額そのまま寄付できたのが嬉しかったです。
 そこで私が貧困問題を解決するためにやれることは、現地での直接募金だと思いました。お金は貧困問題に欠かせないことです。ですが、日本で募金しても全額は届かないので、例えば、旅行へ行った時に、その国の貧しい人達にお金をそのまま渡せるシステムを作れば、誰でも気軽に募金できて、お金をもらう側の人達にも、大きな助けになると思います。
 私はこの、現地に行った人がそのままお金を寄付できるようなシステムを作ることは、実現可能だと思うし、このような取り組みをしている事を沢山の人々に伝えてられたら、大きな影響力になると思います。これが、私の考える、貧困問題の解決方法です。一刻も早く、貧困問題をなくしたいと思っています。

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