[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『SDGsと社会的弱者』

小論文

『SDGsと社会的弱者』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私たちの周りには障がい者、貧困に苦しむ人、病気と闘う人など多くの社会的に弱い立場に置かれている人がいる。しかし私たち一人一人が支えようとする意識はまだまだ低い。皆で力を合わせて全ての人が生きやすい「楽園」を作る必要があるのではないか。
 現状、内閣府の調べによると平成30年の障がい者の総数は約936万人おり、総人口の約8%に相当する。世界に目を向けると、ユニセフによる調査では2021年2月時点で3億5600万人の子どもたちが極度に貧しい暮らしをしている。これは世界の6人に1人の割合である。日本政府ではウクライナやアフガニスタンへの人道支援や政府開発援助によるインフラ整備など、厳しい生活を強いられている人々に手を差し伸べている。しかしそれでも支援が回らない人々や日本国内にも支援を必要としている人が声を上げられずにいることを私たちは気づいていないのだ。
 私たちが出来る事はまず、当事者と話をする事である。一見すると難しいことに思えるが、日本3大寄せ場の1つ、横浜の寿町では実際に現地を巡り、交流するツアーが開催されている。また講演会を開いて自身の体験談を語る方、SNSで情報発信する方など、弱者と関わるハードルは低くなっている。私たちの頭の中で解決策を考えても、弱者と交流しなければ気づかない盲点がある。話を聞くことで、世の中の不平等さを実感し、困難な状況下で生活する人々に関心を向けることができる。そして次のアクションへの原動力になる。
 次に情報発信をすることだ。社会的弱者の現状を知った後は、SNSなどを利用して多くの人々に弱者の支援に関する課題を広く知らせることが重要だ。情報拡散することで、その投稿を見た人が募金や物資支援などの行動を起こす可能性がある。また、別の人がさらに情報を拡散してくれるかもしれない。そのような人が増えれば、日本や世界の弱者への支援が加速していく。
 このように弱者と共生するには、法制度や支援団体だけでは不十分である。大切なのは、私たちが社会で苦しんでいる人に関心を持ち、小さな事でも支援のアクションを起こすことではないだろうか。一人一人のできる事は小さいかもしれないが、多くの人が行う事であらゆる立場の人が住みやすい世界が実現できる。

発表会の様子

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