[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『カンボジアが抱える問題と私が今できること』

小論文

『カンボジアが抱える問題と私が今できること』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 今回、このボランティアに参加し、日本との大きな違いを感じた。その中でまず、私は現地の子供たちに日本語の授業を行うという体験をしたため、SDGsの中の「質の高い教育をみんなに」という目標に焦点を当てていこうと思う。
 自分は日本という先進国で産まれ教育を受けられる環境で育ったため、その事を当たり前だと思っていたが、カンボジアでは当たり前ではないことを知った。日本は義務教育があり、中学校までの就学率は99%である。カンボジアでも、義務教育はあるものの、小学校の就学率が69%、中学校が17%と日本と比較するとかなり低い割合となっている。その原因には、貧しい環境によって教育の重要性の理解が得られなかったり、出稼ぎは労働力によって仕事を与えられるため知識が問われず、出稼ぎを選択する事で1日に必要な値段以上の大金が得られること、などがあげられる。現在ボランティア活動として外国語教育機会の提供や備品の整理などが行われている。それらをより推進することが解決策だと考える。
 2つ目はSDGsその6.「安全な水とトイレを世界中に」について考えようと思う。日本のトイレはウォシュレットなどが設置されている場所が多い。しかし、カンボジアでは基本的に紙を流してはいけない事からトイレットペーパーは設置されていない。自分がホテルのトイレを使用する時はトイレットペーパーが置いてあり、散水ホースのようなものが設置されていた。カンボジアの都市部では、支援活動や経済発展により清潔なトイレを利用することができるようになった。しかし、農村部では、都市部に比べると清潔なトイレを利用できる人は少なく、また、トイレが整備されていない地域も少なくない。衛生面が整っていないと1番危険なのは子供である。免疫力がまだ弱いため、さまざまな病気にかかりやすくなってしまうのではないかと考える。そもそもなぜ紙を流してはいけないのか、主な原因は管の細さにある。管が細いことから紙が詰まりやすくなってしまうのだろう。その解決策として、まずは管を太くし、日本の技術を提供して水に溶けやすいトイレットペーパーを開発などがあげられる。
 私はまだ学生ということもあり、自分に出来るボランティア活動といえばユニセフ募金などの募金活動に限られてしまう。しかし、この先自分ができることとしてSNSで発信したり、周りの人に伝えていくことで少しでも世界を変える助けになると思っている。

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