2億4,400万人。この数字は学校に通うことができていない子どもたちの数だ。この数字からも分かるように世界には学校に行きたい、学びたいと思っていてもできない子どもたちがかなり沢山いる。特にサハラ以南のアフリカやアジアの子どもたちに多い。彼らは学校には行かずに朝から晩まで働いたり、家の手伝いをしたりしてている。勉強したい、学校に行きたいと思う好奇心のある子どもたちが家庭の状況などで断念しなければならないのはおかしいことではないか。私はすべての子どもたちに質の高い教育を届けなければならないと考える。
現在、世界の子どもたちが学校に行けない理由として次のような3つのことが挙げられる。一つ目としては、家庭が貧しいからだ。家庭が貧しいことで学校に通うお金(学費・交通費・文房具代など)が払えない。また、自分で働いて家計を助けないといけなかったり、弟や妹の世話をしなければならない。2つ目の理由としては、学校の問題が挙げられる。例としては、家から学校までが遠い、教えられる先生が限られている、学校の設備などが整っていないなどだ。3つ目の理由としては、社会の問題、先生になる人がそもそもいない、戦争に巻き込まれて学校に行ける余裕がない、両親が学校に行かせる必要性を感じていないなどが挙げられる。以上が学校に行けない主な理由であるが、これらの理由は子どもたち自身ではどうにもできず、生まれた環境によって決まってしまう。生まれた環境によって、小さい頃からやりたいことを断念して、将来の選択肢を狭めてしまうことはあってはならないことである。もし、子どもたちが今後も学校に行くことができない状況が続くとどうなってしまうだろうか。学校に行けないことで、文字の読み書きができない(本や手紙、注意書きなどが読めない、自分の名前が書けないなど)、計算ができない、必要な知識が得られないなどの問題が生じてしまう。また、教育を受けたことのない親から生まれた子どもも教育を受けることができなかった場合、その子どもも貧しいままになってしまうという「負の連鎖」を生み出すことになる。「負の連鎖」をこれ以上生み出さないためにも質の高い教育を届けることが必要不可欠だ。
学校に行けない子どもたちのために私たちにできること。それは、まずはこのような子どもたちが世界中にいることを知ることではないだろうか。学校がないところに学校をつくるのが一番いいとは思うが、そのことを実際にやるとなるとかなりのハードルがある。しかし、知ることは誰にでも簡単にできることだと思う。ただ現状を知って終わるのではなく、自分が知ったことを他の人にSNSなどを使って広めたり、実際にボランティアに参加したり、使わなくなった文房具や教科書等を寄付したりなど自分にできる小さなことを実行するべきである。小さなことを積み重ねればいつか必ず大きなことにつながるし、そのようなことをより多くの人が行えば世界に大きなインパクトを与えられると思う。また、今自分が学校に行って学べることに感謝しなければならない。学校に行きたくないと思っている人もいるかもしれないが、そのようなことを思えるというのは幸せである証拠だと思うし、学ぶことができない子どもたちがいるということを知れば、そのようなことは思えないと思う。すべての子どもたちに質の高い教育を届けられるために一人ひとりの行動が大切になってくると考える。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、人の役に立ちたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
一生モノの経験になった!
オンラインで日本の小中学生に勉強を教えた経験はあったけれど、海外の子どもたちに教えたことはなく、教えてみたいと思っていた時にこのボランティアを見つけたから。
実際カンボジアの子どもたちに授業をして印象に残っていることは、彼らの積極的に学ぼうという姿勢だ。「この質問に答えてくれる子?」と聞いた際にはほとんどの子が手を挙げて発言してくれた。日本の学校の教室ではなかなか見ることのない光景だった。日本語の発音は他の言語よりも難しいにも関わらず、とても上手に日本語で会話したりできていて驚いた。
実際にカンボジアの子どもたちに理解してもらうために授業をするのは予想していたよりもかなり難しかったが、回数を重ねるごとにどのように授業を進めていけばいいのか、どう子どもたちと関わればいいのかがつかめて、最後の授業の際には自分の納得のいく授業をすることができた。
貴重な経験をすることができて本当によかった。
ここで学んだことを今後の将来に活かしたい。
参加するかどうか迷っている方がいたら、ぜひ参加してほしいです!きっと素晴らしい経験ができると思います!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
このようなボランティアを提供していただきありがとうございます。
カンボジアの子どもたちの成長を常に見守っていてください。
大学生になったら現地に行こうと思います。