オーストラリア ボランティアへの海外ボランティア
最初はどうなることかと思いましたが、多くの人に支えられて生きているのだと実感することができた二週間でした。支えがあるからこそ頑張ることができました。
一生の思い出
海外旅行の経験は何度かありますが、ただ海外旅行をするのではなく、自分のためにも人のためにもなるようなことをしてみたいと考えていました。教育系のアルバイトをいくつか経験していて、子どもと触れ合うことがとても好きです。色々な教育の在り方を知りたいと常に思っており、オーストラリアという異国の地での幼稚園でのボランティアを選びました。また、英語圏に行くのは初めてだったので、自分の英語力のほどを確認する意味でもオーストラリアに行こうと決めました。
はじめの三日間はなかなか慣れずとても大変で、涙を流すこともありました。しかし、その後はポジティブ思考に切り替えて、ステイ先にも幼稚園にも慣れ、充実した毎日を送ることができました。待つのではなく、自分からどんどん動くこと、自分に自信をもつこと、笑顔を心がけることの大切さを改めて感じました。
幼稚園では、自分から動かなければ、ただ子どもたちと遊ぶだけになってしまいます。少しでも多くの経験をしたい、幼稚園の先生方の役にたちたいと思い、英語が上手く使えなくても、自信をもって、何かできることはないか積極的に声をかけるようにしました。また、タイムスケジュールを頭のなかに素早く叩き込み、頼まれなくとも自分から準備をしたり、仕事をするように努めました。その結果、先生方からとても感謝され、お褒めのことばを頂きました。そして、更なる仕事をたくさん任せてもらえました。最終的には先生がやる仕事についてはほとんどのことをやらせてもらえたと思います。二週間目に新しく先生として働き始めた方にも、仕事の流れややり方を伝えることができました。
こどもたちはとても無邪気で偏見がなく、英語が得意ではないわたしにもたくさんのことを話してくれました。日本語の歌をいくつか教えたとき、難しくてなかなか歌えない様子でした。上手く教えることができなくて落ち込んでいましたが、その難しくて歌えないはずの歌をわたしのもとにきて歌ってくれたり、お気に入りの歌として、教えた歌をみんなの前で歌ってくれたとき、とても感動しました。オーストラリアはとても寒かったので、風邪を引いて体調を崩してしまったときも、子どもたちが心配して声をかけてくれました。こどもたちはとても可愛くて、一緒に遊んでいるとたくさんの元気をもらえました。もちろん、なかなか言うことをきいてくれなかったり、どうして泣いているのかわからなかったり、ケンカの仲裁に入ったり、おねしょをしてしまったあとの着替えを手伝ったりと大変なこともたくさんありました。それでも、もう嫌だと思うことは一度もありませんでした。毎日が発見の連続で、あっという間に時が過ぎていきました。お別れのときが近づくと、さみしいよ、おいていかないで、日本に絶対かえらないよね、といってハグをしてくれました。さいごには全員一人ずつハグとキスをしてくれて、とても嬉しかったです。
ホストファミリーは、絶え間なく日本人留学生を受け入れており、大歓迎してくれているという様子ではなく、最初はあまりわたしに興味がない様子でした。しかし、諦めずにできるかぎり話をするように努めました。その結果、最終的に仲良くなることができ、最後には手紙とたくさんのプレゼントを頂きました。英語力を向上させて、また戻ってくると約束しました。わたしがまた来るときには、部屋が埋まっていたとしてもわたしのために必ず部屋を空けてくれると言ってくれました。
幼稚園でもステイ先でも日本人は自分だけという環境でしたが、週に一度他の幼稚園でボランティアをしている方たちに会って色々な話をできたことがとても良かったです。というのも、本当にひとりだったら、「オーストラリアの幼稚園はこういう所で、ホームステイとはこういうものだ」という固定観念ができてしまっていたかもしれないからです。同じオーストラリアの幼稚園でもまったくやり方が違うこと、さまざまな家庭やルールがあるということを知ることができ、相対的に見ることができました。また、休日には一緒に観光をして、楽しむことができました。
二週間という短い期間でしたが、たくさんのことを学び、たくさんの人々のあたたかさに触れ、貴重な時間を過ごすことができました。はっきり「頑張った」と言える、わたしにとって大きな一歩となった経験でした。このように頑張れたのは、周りで支えてくれた人たちの力があってこそです。支えがなければ、こんなに素敵な二週間にはできなかったと思います。感謝の気持ちを忘れずに、この経験を活かしていければと思います。
このボランティア活動を通して学んだ、自発性、自信をもつこと、笑顔を心がけることをこれからも大事にしたいです。英語の勉強の指針も得られたので、頑張って英語力を向上させたいと思います。そして、いつかまた是非再び同じ場所を訪れて、お世話になったホストファミリーや幼稚園の方々とたくさんお話したいです。これはホストファミリーとの約束です。また、支えてくれる人々に頼り、そのことに感謝する気持ちも大切にしていきたいと思います。そして、支えてもらうだけでなく、いつでも誰かを支えられるような大きな人でありたいです。
すてきな経験をさせてもらえたから。安心感があったから。手続きも容易だったから。
英語が上手くなくても、とにかく自信をもって自分の思っていることをしっかりと主張することが大切だと思います。幼稚園では、一日の流れをよく把握して、自発的に動くとスムーズです。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
とても素敵な経験をさせていただきましてありがとうございました。ぼらぷらの皆さんのおかげで、はじめて行く異国の地でも安心して過ごすことができました。これからもたくさんの人が、この素晴らしい活動に参加できるよう頑張ってください。応援しています。わたしもまた是非参加させていただきたいです。