カンボジア 教育ボランティアへの海外ボランティア
貧乏は悪くありません。貧乏だから可哀そうでもありません。一番の問題は安全な水と食糧が不足していることです。
いい経験に
たまたま、Facebookでこの広告を見つけ、ホームページを見ていたところ、この活動とても興味を持ちました。その理由は、一つ目にアジアの発展途上国に強く魅力を感じていること、二つ目に学校の授業や課外活動を通して日本のような先進国とは違った様々な問題を抱えた国があることをその現状を知りたいと考えているからです。また、人に物事を教えることが好きということもあり、このプログラムに強く参加したいと思いました。このような国際ボランティアに参加を申し込むのは初めてなので、これを期に今後、自分が国際社会でできる事は何か、探求していきたいと考えています。
今回がカンボジアに行くことも、このようなボランティアプログラムに参加することも初めてでした。ドキドキわくわくしながら、期待を胸にシェムリアップの空港に到着し、同時期の参加者さんともすぐに仲良くなれ、当初抱いていた不安もあっという間に吹き飛んできました。到着した次の日から、いきなり学校で授業がありはじめは自分に何ができるのか、自分は何をすれば良いのかまったく分からず右往左往していたと思います。しかし、月曜日に到着されていて、すでに授業をされていた参加者さんからいろいろなことを教えていただきだんだん授業にも慣れていきました。カンボジアに行く以前は勝手な固定概念で「貧しい国」つまり「かわいそう」と日本人の価値観で勝手に上から目線で憐れんでいましたが、実際カンボジアに行き入村して、貧乏でも、日本人からすればまったく物足りなくても、現地の人々はハッピーに生活しているということを知りました。例えば、私がお世話になった村にはプールもなければ、エアコンの効いている部屋どころか扇風機すらありません。しかし、村の子どもたちはそんなのへっちゃらで、学校が終われば田んぼに飛び込み水遊びを楽しんでいました。田んぼひとつでプールの代わりにもなればエアコンいらずで涼むことができます。また、田んぼや近くの川でびちょびちょに服を濡らしていても、誰一人として怒ったり、注意したりする大人がいませんでした。もし日本で小学生が服のまま田んぼに飛び込めばきっと周囲の大人が注意するでしょう。またカンボジアの学校はすでに夏休みに入っているにも関わらず、毎朝早くに起きて学校へきて自主的に勉強している子どもたちの姿は、私たち日本人がお手本にすべき姿であると感じました。カンボジアの子どもたちは義務で学校へ行っているのではなく、自主的に学校で学ぶ意欲を持ってきています。カリキュラムもほぼ完璧で学習環境はカンボジアの何十倍も整っている日本ですが、勉強できることを「ありがたい」と感じている小学生はどの程度いるのでしょうか。村での生活は私の勝手な固定概念を一変する出来事となりましたし、ボランティアというよりも私自身が気づかされ、学び、さまざまなことを吸収する絶好の機会でした。また、最も印象深かったのは市内観光です。まず、アンコールワットへ向かいましたが、バスを降りた瞬間、物売りの少年少女たちが一斉に群がってきました。その時私は本当に怖くてどうすればよいのかわからずただ首を振り目を背けてしまいました。その光景は他の遺跡や昼食をとったレストランでも同じで、言葉が喋れないような小さな子供までもが、裕福な観光客に力強い目で訴えてきた光景が脳裏に焼き付いて離れません。お土産物屋さんが立ち並ぶオールドマーケットでも買い物を楽しむ私たちの横で貧しい子どもたちがゴミ袋を漁りお金になるペットボトルや空き缶を探す姿を目の当たりにし、本当に心が痛みました。そして最も悩まされたことが、私たちが集合場所でお喋りしていた時のことでした、一人の少年が私たちの横に来てお腹が減ったというようなジェスチャーで私たちに物乞いをしてきました。もし、今手元にある1ドル札を1枚手渡すだけで彼の飢えがしのげるのであれば是非そうしたいところですが、そのような子どもは彼以外にも目に留まるだけで5人以上いました。一人に手渡せば全員が求めてくるしもしそうなればキリがありません。本当に心が苦しく、どのような行動をとることが望ましかったのか未だに悩んでいます。村では際立って貧乏で物乞いをされるということは全くもってありませんでしたが、市内に行って発展途上国カンボジアが悩まされている数々の問題を目の当たりにすることができました。このような機会を提供してくださっているボランティアプラットフォームさんはもちろんのこと、お世話をしてくださったホストファミリーのみなさん、そして私を一番サポートしてくれている両親に感謝してもしきれないほど、お世話になったとおもっています。すべての人、物、事に感謝を込めて。オークン!!!
市内観光で多くの子どもがお腹を空かせているという実態を目の当たりにしました。そこで、子どもたちに安全な水と食料を届けているような活動はないのか探してみようと思います。また発展すべきカンボジアの未来を担う子どもたちが最低限の教育を受けることえ支援する活動も併せて探したいです。今回心に残っている辛い思いも、もちろん楽しい思いも、きっとこれからの学びにつながると考えます。
次回はもっと高度な活動に参加してみたいから。
初めは水浴びやギョッとしたり、慣れない事が多く戸惑うと思います。しかし、人間の適応能力は素晴らしく一週間も滞在すれば全く平気です!