カンボジア 教育ボランティアへの海外ボランティア
カンボジアで出会った人、もの、ことは、全部が一生ものの宝物です。オークン。オークン。何回言っても足りません。カンボジア、オークン!!
感謝でいっぱい
海外ボランティアにはずっと前から興味はあったものの、今までいまいち勇気が出なくて踏み出すことが出来ませんでした。しかし、大学三年になり、自由に使える長期休みが今年の夏休みで最後だと思い、思い切って参加を決意しました。
「なんでわざわざ海外?」「国内でもボランティアはできる」「海外ボランティアなんてエゴだ」なんて意見を目にしたことがありますが、普段の自分の生活から離れて、全く違った文化・生活環境の中に身を置くことでしか得られない何かが必ずあると私は思いました。
勢いで応募したものの、「本当に大丈夫かな」という若干の不安もありましたが、そんな迷いがバカバカしく思えてしまうくらいに素敵な経験になりました。その場に行くことでしかわからないもの、見えないもの、感じられないもの、出会えない人…。全てがわたしの宝物です。
ニワトリの鳴き声で目覚める朝も、街灯がなくて真っ暗な分泣けるくらい綺麗な星空も、井戸水での水浴びも、雨水での洗濯も、ちょっと怖いトイレも、ママの作ってくれるおいしいご飯も。日本では考えられない生活の全てに驚くばかりで。
学校では、これまた日本では考えられないくらいに一生懸命な子どもたちの姿に心を打たれました。身を乗り出して手を挙げて、「せんせー!わたすぃー!!」と連呼する子どもたちの声や、澄んだ瞳が、今も頭に浮かんで幸せな気持ちにしてくれます。
村の人もみんなあたたかくて、すれ違う時はみんな笑顔で挨拶をしてくれました。それだけで自分も笑顔になれました。
はしゃぎすぎた観光中のバスとか、「すごい」の言葉しか出てこなかった寺院や遺跡、ずっといきたかった地雷博物館やキリングフィールドなど、オプショナルツアーもこれでもかってくらいに楽しみ尽くしました。
最終日には、午前のクラスとのお別れで泣いて、午後のクラスとのお別れで泣いて。別日出発の仲間がサプライズで歌ってくれた「世界に一つだけの花」を聞いて号泣して。村を出るときも見送りのみんなと別れ難くて泣いて。移動のバスで手紙を読んで泣いて。上海組とソウル組との別れで泣いて。こんなに別れがつらくなるなんで、ほんとに思いもしませんでした。たった一週間しか一緒にいなかったのに、毎日が濃すぎて、長年の友達のように感じるほどでした。最高の仲間です。何より、こんなステキな仲間とお揃いの思い出ができたことに感謝しています。
カンボジアは、日本からみたら貧しい国なのかもしれません。しかし日本にはない豊かさがありました。
全ての出会いに。全力で叫びたいです。オークン!!!!!!
自分の将来のビジョンがはっきりしていなくて。なんとなくやりたいことはあるものの自分でもよくわからず、何か、ヒントを得られたらなと思っていましたが、少しだけ見えた気がします。
もっともっといろんなところに行って、もっともっといろんな人と出会って、自分の幅を広げたいと強く思いました。
これからも、何かしらの形でカンボジアに関わりたいし、カンボジアを支援したいです。
今回の体験が、ステキすぎたから。
迷った時はどちらを選んでもきっと少しは後悔をします。けれど「やめとけばよかったかな」なんて弱気な不安は、行けば全て消えました!!行ってください。そこでしか見えない何かが必ず見つかります。