カンボジア 教育ボランティアへの海外ボランティア
この経験は一生忘れられません。
感謝でいっぱい
前々から海外ボランティアに興味はありましたが、なかなか時間もなく、思いきることができませんでした。しかし、学校の教員になりたいという思いから自己の成長と、カンボジアの教育基盤崩壊に至る歴史やカンボジアの教育の現状について知り、カンボジアの子どもたちを純粋に支援したいと思い、参加を決意しました。
初海外、初海外ボランティアで不安な面もありましたが、カンボジアへ行って、カンボジアの人々と関わることができて本当に良かったと思います。特に、学校で子どもたちと過ごした日々は私にとってかけがえのないものとなりました。
まず、感動したことが3つあります。
1つ目は、子どもたちがすぐに信頼して関わってきてくれたこと。挨拶をすると、手を振ると、必ず返してくれる。授業中も「先生!」と呼んで、質問してくれる。休み時間も手を引っ張って「遊ぼう!」と声をかけてくれる。そのおかげで、人見知りの私もすぐにカンボジアの子どもたちと馴染むことができ、すぐに担当の生徒たちの名前を覚えることができました。その上、日本語や英語の授業も、日本で行った授業よりも、自信を持ってできました。カンボジアの子どもたちを支援したいと思って来たのに、逆に子どもたちに助けてもらっていたように思います。
2つ目は、子どもたちの逞しさ。休み時間も外で駆け回る。日本では考えられないくらい高い木に登って実を取りに行く。小さな子どもが自分の体の大きさに合っていない大きな自転車に乗って学校へ行く。道端で派手にこけても泣かない。遊び道具がなかったら、自ら考える。体力、想像力共に今の日本の子どもたちに欠けているものだと感じました。
3つ目は、子どもたちに夢があること。先生、ガイド、警察官になりたいなど、それぞれの夢は素敵なものでした。学校の教員になりたい自分にとって、先生を目指している子どもがいることが本当に嬉しく思いました。授業をしていて、質問される度に、夢を叶えるために、一生懸命意欲的に勉強していることが伝わってきました。子どもたちの夢を叶えるために応援したい、支援したいと純粋に思いました。そして、その想いは日に日に強くなっていきました。
「学校に行ける」「勉強ができる」「一度にたくさんの友達と出会える場所がある」「教科書や学校で使う道具が揃っている」これらのことは日本では当たり前のことだと思います。しかし、今の日本では、このような当たり前のことを幸せだと思えない人が多いのではないでしょうか。豊かな生活が必ずしも幸せではないと思いました。
子どもたちのことを中心に書きましたが、村の人たちもとても気さくで優しい方々でした。1日だけ体調を崩した時もホストファミリーの人たちが声をかけてくれて嬉しかった。ご飯もとても美味しくて、日本に戻った今も恋しいです。カンボジアの人々に感謝します。お世話になりました。オークン!
日本の子どもたちに、私が見てきたこと、感じたことを授業を通して伝えたいです。そして、感謝することや「幸せ」について考えてもらいたい。少しでも国際貢献の考えに触れ、意欲的な支援の輪が広がれば嬉しいです。
もう一度、カンボジアの子どもたちに会いたい!
学校の子どもたちとの交流を楽しんでください!