カンボジア 教育ボランティアへの海外ボランティア
目的は明確に、知識と体力の準備あるのみです!
成長したい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、現地の様子が見たい・知りたい、現地の生活を体験したい、子どもたちと交流がしたい
感謝でいっぱい
2回目の参加になります。
前回、子供達に再びカンボジアを訪れることを約束したので会いに行きました。
「私に何ができるだろう」2度目の訪問でも自問自答の毎日でした。
電気の通っていない農村部。通学路には牛・野良犬の鳴き声が響き渡り、農業用トラックが砂ぼこりを上げて走る。そんな道を進んでいくと、子供たちが日本語の「キーボード」という単語の発音を練習している声が教室から聞こえてきました。「やっと、帰ってきたな」という安堵と同時に、「この2週間で子供たちに何を残せるか」という不安が押し寄せました。
連日35度を超える灼熱の暑さの中、扇風機もなく、外の暑さと変らないコンクリート製の教室に入ると、5年生20人程の姿がありました。子供たちは喉を傷めないのか、と心配になるほど大きな声で「キーボード!」と練習をしていました。カンボジア人の先生が意味を説明し、寄付されたノートに「キーボード」の文字を5回書きます。会員さんの文字と発音のチェックを通過すると、花丸を貰え満足そうな表情を浮かべます。子供たちにとっての花丸は、頑張りを認めてもらえる特別な丸です。この小学校では1つ1つの肯定の繰り返しを、意識しなくても自然とできてしまいます。私たちには不思議に感じとれるかもしれません。ここでもまた、「この地で何を子供たちに残せるのか」と問いかけました。
実は、この「キーボード」という単語を学習する際、1つの問題が起こっていました。この単語はパソコンを持たない子供たちにとって馴染みがなく、想像すらできなかったのです。カンボジア人の先生が懸命に説明するも、満開の桜のように優しい普段の表情は曇り、中にはいら立ちを感じる様子も見られました。寄付されたパソコンのキーボードを見せて、ようやく彼らは理解できました。教科書には実物の写真がなかったのです。
結局、滞在期間中には踏み込んだ貢献はできませんでした。しかし、今回の出来事から次の参加時には、固有名詞などの写真付き単語帳を作り、寄付しようと決心しました。カンボジアの子供たちにとっていかにわかりやすく、身近に感じてもらえるか気を配りながら、現在完成を目指しています。
現地に到着してすぐに何かができるわけではありませんが、帰国後も常に子供たちのことを考え続けることで、新たな貢献ができると信じています。
将来は声を上げることができない人々の「声なき声」を伝える仕事に就きたいです。
そのためにはまず、どんなところで声がかき消されているのかを見つけ出さなければ始まらないと考えています。そして受け止め・発信できるように、悩み・もがきながら答えをつかみ取っていきます。
今回の経験では、子供たちが「本当に困っていること」を1つ見つけ出せたと感じています。これが将来に繋がるのかはわかりませんが、これからも小さな気づきを、気づきで終わらせずに自分にできることを問い続けます。
スタッフさんのサポートが手厚いから。
一緒にカンボジアを知っていきませんか?