カンボジア 教育ボランティアへの海外ボランティア
日本から持っていったピクチャーカード、フラッシュカードで行なったゲームが授業で生徒に大ウケだった時は、感動というより、嬉しかったです!
絶対行くべき
当初は観光だけでカンボジア旅行を考えていました。しかし、観光だけでは本当に観光で終わってしまうのではないか・・・、現地で何かやりたい、残したい、という漠然とした気持ちが残ったままでした。そして実際に調べていくにあたり、ボランティアで行けることを知り、その漠然とした気持ちが晴れました。内戦や貧困のことも当然知っていました。私は教育学部であり、社会人でもあります。学生も社会人も、教育によって本当に変われることを私は身をもって知りました。逆に教育がなければ、人は何も成長できません。国も個人も、やはり個性は放置されるべきではありません。なので、カンボジアの未来を担う生徒たちの希望の一片を手助けできるのなら私もしたいと考え、応募いたしました。
本当に色々なことを考えました。
社会人として、学生として、人間として。今になって冷静にさまざまなことを受け止めることができます。①ボランティアスタッフ、②授業、③村の子供たち、④現地での生活、の四つに分けて簡単にまとめます。
①ボランティアスタッフとして私たちは皆、自らお金を払い、現地へ行きました。それぞれのボランティア感があったと思います。しかし「ボランティアをしたい欲求の押しつけ」や「学生時代の思い出に」というような面を多く感じました。それらが満たされること=感動、となってしまうような雰囲気があったように思います。
また、責任感や言動の軽薄さも感じました。私見であるし、具体的に書く必要もありませんが、「働く」ということを経験してきた私にとって、やはり観光の延長にしか思えない光景には違和感が否めませんでした。ボランティアだとしても、私にとってその意識は仕事でした。しかし職場ではない、その自分の動きを評価する人が誰もいない場所では、自問自答が自分を前に進めるゆいいつの術でした。それはきっと誰もが同じだったと思います。
ボランティアだとしても、ただお金払って行けばいいとは思っていません。ボランティアの意識の質の向上が、現地でできる教育の向上に直結すると思いました。自分がそうできたとは到底思えませんが、これからボランティアで行かれる方にぜひ日本で行なってもらいたいのは、できる限りカンボジアの歴史や教育背景などを調べること、挨拶、自己紹介だけでもクメール語を覚えていくこと、どのように日本語や英語を教えればいいかを例え漠然とでも考えること、です。日本で考えてから行くことと、現地へ行ってから考えるのではスタートが違います。日本で考えたことがまるで違っても、きっと現地での本当に短い期間でできることが増えるはずです。自分の思い出ではなく、生徒の思い出に残るような素敵なボランティアができると思います。
②授業は、生徒にとってどれが一番理解しやすいのか、現地の状況を知った上でメンバーとよく考えました。自分たちの授業が結果、正しかったかどうかは分かりません。母国語以外を学ぶ苦労はオレたちもよく知っています。クメール語が話せないオレたちにとって、生徒の理解度を知ることが難しいことは本当に悔しいことでした。それでも、わずかな日本語や英語で意思疎通できたことは、逆に生徒に助けられたのだと思います。現地語というのは、教育においてコミュニュケーションを取るために大きな核をなしているのだと感じました。
③村の生徒、子供は日本と比べればボロボロの服を着ていたり、くつを履いていなかったりとずいぶん違いました。日本人には物をねだったりしてくる子もいました。個人的に物をあげているボランティアも見かけました。小さい子がくつ欲しいと言ってきて、胸打たれる時もありました。ただみんな元気で、笑顔で遊び、こどもらしさというのはなんら日本と変わりないのだと思いました。どの国も、こどもは国の宝、そして希望なのだと感じました。そのこどもたちにこれから先進国の私たちが何ができるのか考えるきっかけとなりました。
④現地での生活は、暑さがまず襲ってきます。体力勝負でした。慣れも必要でした。しかしステイ先の村長さん家族には本当によくしてもらい、また同じステイ先のメンバーとも助け合って生活でき、本当に感謝ばかりです。ステイ先の子供たちとも毎晩一緒に遊んで本当に楽しかったです。帰る日には皆でクメール語で書いた色紙と、その場で撮ったポラロイド写真を渡すことができ、こちらも手紙をもらい、たくさんの思い出ができました。
日本だけでなく、海外の教育について知識を広げたい。 友人らにも経験を話して、カンボジアの村や教育について知ってもらいたい。現地の子供でも英語を多少話せるので、日本でも英語の重要性をもっと考えていきたい。
豆しば!
行く前は本当に不安ばかりですが、日本からひとりで現地空港へ向かうこと、これをしっかり調べてクリアすればあとは大丈夫です!