カンボジア 教育ボランティアへの海外ボランティア
たった8日間、されど8日間。8日間の滞在でここまで自分が成長できるとも、こんなに別れがつらくなるとも思っていませんでした。それだけ濃い、充実した、大切な8日間でした。
一生の思い出
私は小さいころに父の仕事の関係でインドネシアに行ったことがあったのですが、その際に目の当たりにした途上国の貧困の現状や貧しい子供たちの姿がとても衝撃的でした。それ以来ODAをはじめとする国際協力に興味を持ち、現在大学でも専攻しています。今回、実際に途上国の子供たちと触れ、また彼らの教育に携わることで、少しでも途上国支援・貧困問題解決に貢献し、国際協力の在り方を再考したい、と思い応募させていただきました。
今回8日間参加したことで、私の中のいろんなものが取り払われた気がします。最初は、一人で参加することへの抵抗や、慣れない土地で普段の生活からは想像もつかないような生活を送ることに対する不安など、自分の心の中で多くの葛藤がありましたが、参加して2日目にはそんなこともすべて忘れてしまうくらい、本当に参加してよかったと思えていました。トンレアップ村の方の優しさや、子供たちの澄んだ目と無邪気な笑顔、そしてなによりも最高の仲間に囲まれて、短いようで長い、でも長いようで短い、そんな濃い8日間を過ごすことができました。後にも先にも、こんな素晴らしい8日間を過ごすことはできないと思っています。
特に、同じ8日間を過ごした仲間には感謝しています。各々が目的は違えど、同じプログラムに参加し、同じ8日間を過ごし、それぞれが学んだことや感じ取ったことを夜蚊帳の中で話したことは一生忘れません。
この8日間で、海外で生活することへの不安が取り除かれただけでなく、今まで自分が抱いていたボランティアというものに対する固定観念、世界の開発途上国に対する固定観念が取り払われ、国際協力にどう携わっていこうか、改めて考えるさせられたのに加えて、仲間の意見を聞けたことで視野が広がったように感じています。この経験は今後の私自身の人生を大きく変えるであろう大切な経験であり、一生の宝物です。
そのような経験をさせてくれたボランティアプラットホームのみなさん、トンレアップ村の方々、そして同じ8日間を過ごしたみんなに感謝しています!!オークン!!
今後は、大学で専攻している国際協力の勉強に活かし、どのような国際協力を個人レベルでも、企業レベルでも、国レベルでもしていくのがよいのか考えていきたいと思っています。表面的な財政支援に限らず、まだまだ救いの手を差し伸べるべき分野も地域もたくさん存在すると思うので、その1つ1つに適した国際協力の方法や手段を考えていきたいと思っています。
自分が大きく成長できたから。
みんながみんな最後は、帰りたくない、子供たちと別れたくない、と言って泣きながら帰っていきます。たった8日間でそこまで思わせてくれるこのぼらプラの活動は必ず自分の宝物になると思います!