カンボジアSDGs海外ボランティア研修への海外ボランティア
孤児院で、私を歓迎して受け入れてくれた子供達との別れの時「I love you」と泣きながら言われた時には、子供達を守り、愛情を注ぎたい母親の心境になり涙が止まりませんでした。
人生が変わった
学生時代から、国際関係(特に発展途上国)には関心があり、講演会を聴きに行ったり、本を何冊か読んだりと、国際協力の分野に携わりたいとずっと思いながらも、なかなか機会がなく、全く別の業種で就職をしてきました。
しかしながら、どこかで私が本当にやりたいことって何だったかな・・・といつも悶々としながら過ごしておりました。
そして今回、退職を機に、一ヶ月間アメリカとカナダで過ごし、昔のホストファミリーや外国の子供たちと拙い英語で接しながら、多くの人の笑顔に触れたことで、学生時代から強く抱いていた気持ちを思い出したのです。
帰国後、国際関係で何かできることがないかと色々検索をしていたところ、このボランティアのサイトにたどり着き、応募しました。
カンボジアは学生時代に読んだノンフィクションの本がきっかけで特に行ってみたい国だったので、迷わずカンボジアを選びました。
将来的には国際協力で仕事ができることを願いながら、まずは一歩としてボランティアなどの何かしら経験をして勉強をしたいと思い、参加したく思います。
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今回、カンボジアスタディツアーに参加して、人生観が変わる本当に貴重な経験ができました。
日本で、普通の事務職の仕事をし、やりがいを感じれずに、どこか物足りない悶々とした日々を過ごしてきた今までの人生が、うそのようにたった7日間で生き返り、イキイキと本当の自分らしく過ごせた気がします。
大学時代から国際協力関係に興味があったものの、卒業してからの11年間、国際協力とは全く無関係の職に就き、やりがいや満足感を感じれない日々に、何かできることはないかと考えながらも、その一歩を踏み出さずにいました。
しかしながら、今回このプログラムに参加したことで、本当にやりたかったこと、本当の自分を再発見・再確認することができました。そして、日本に居ると、当たり前すぎて気づかなかった多くのことにも気づかされました。
自分がいかに恵まれてる環境におり、我儘・自己中心的に生きてきたか・・・・。
今まで、いかにお金や時間を無駄に使っていたか・・・・。
反省すべきと同時に、これからは考え直し、改めようと思います。
カンボジアの孤児院では、親や兄弟、姉妹が居なくて、貧しくても、皆とても元気に明るく生きていました。
彼らは甘える相手も我儘を言う相手もいないのに、とにかく明るく、元気で、優しく美しい心と綺麗な瞳をしており、常に笑顔でいるのです。
別れるときは、思い切り抱きしめてくれたり、キスをしてくれたり、私の涙を拭いてくれたり、髪飾りや、お手紙をくれたり、そして姿が見えなくなるまで、ずっと手を振って見送ってくれたり、本当に優しい子達ばかり。
もし、彼らが誰かを必要としているのならば、私はその誰かになりたいし、私にできることがあるならば、できる限りのことをしてあげたい!そう思いました。
こんなにも自分を必要としてくれて、受け入れてくれたことに、逆に感謝の気持ちでいっぱいです。
そのおかげで、私はまた頑張ろう!という気持ちになれるし、彼らの日本の母になりたい!
彼らの為に頑張りたい!そう思えました。
また私が来るのを待っていてくれてる・・・そう思えるだけで、頑張れます。
私は彼らから、「どんなに恵まれない環境でも、明るく前を向いて一生懸命頑張って生きること」「他人を受け入れる優しい心と温かい言葉」「相手を思いやる気持ち」。それらを学びました。
彼らが決して貧しく感じなかったのは、皆が豊かで美しい素直な心を持っているからなのです。
普通の観光プログラムなら決して経験できないことを、このスタディツアーでは経験させてもらえて、本当に貴重な時間を過ごすことができました。
それに、このプログラムはボランティア活動もでき、且つ観光スポットの見学もついていることから、本当に盛りだくさんな内容で毎日が充実していました。
このプログラムによって人生を大きく変えられる人も多いと思うし、人の役に立ち、人に喜んでもらえるということがどんなに素敵なことかという体験もできる。
そして、自分にもできることはまだまだ沢山あるんだ!ということを気づかされて、一歩を踏み出せた気がします。
私はこれらからも国際協力で、できることは続けていきたいし、支援やボランティアも続けていくつもりです。
必要としてる人々の必要な人として生きることが、こんなにも自分自身をも温かい心、綺麗な気持ちに変えてくれるということを、今回のプログラムで身をもって経験することができました。
本当に貴重な時間を過ごさせていただき、ありがとうございました!
今回経験して思ったことは、同じ今という時代に、日本では考えられないような現実の中で生活している国や人々がいる、ということをもっと多くの人々に知ってもらいたい!と思いました。
そして、一人でも多くの人が途上国に関心を持ち、一人一人が何かできないかをもっと考えてもらえるような広報活動などできたらな、と思います。
一人の力には限界があるけど、大勢の協力があれば、もっともっと沢山の大きなことができると思います。
一人一人が、支援や募金など、ほんの小さな少しのことでもいいので、協力してくれるように呼びかけていきたいです。
私自身も勿論、今までは自分がお洒落したり楽しんだりすることだけの自己中心的に使っていたお金を、今後は孤児院等の募金や物資支援の資金に使おうと思います。
今回得た経験を、ネットを通してPRや広報活動など、まずは自分ができることからしていきたいと思います。
夢は、小学校などで講演会を開き、募金集めのチャリティー活動などを行って、集まった資金を孤児院に寄付することです。
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充実で満足なプランで、貴重な経験ができる
このプログラムは、日常生活では味わえない貴重な時間を過ごせます。考えさせられること、学ばされることが沢山あります。見る物、感じる物、触れる物、一つ一つを吸収して下さい。自分にできることがきっと見つかるはず