カンボジアSDGs海外ボランティア研修への海外ボランティア
日本よりもある意味豊かなカンボジア。毎日を大切に生きていきたい!!
一生の思い出
以前からボランティアに興味がありましたがなかなか踏み出せずにいて、今回思いたって参加することに決めました。学校の関係で定期的なものには参加できないので、今回短期でできるものとして海外ボランティアに魅力を感じました。またもともと海外旅行が好きで、タイに行ったときに日本との様々な違いを知り、もっと東南アジアを知りたかったのでカンボジアでのボランティアを選びました。
スタディープログラムにしたのはボランティア活動だけでなく、
観光やその国について知ることができるところがいいと思ったからです。
行くまでのカンボジアのイメージは、正直、地雷と貧困とアンコールワットしかありませんでした。
しかし、実際行ってみてイメージとこんなにも180度印象が変わる場所はカンボジアが初めてでした。
カンボジアの人は悲しいことに悲観的になるのではなく、楽しいことをサッバーイ(楽しい)として
生活していると耳にしたとおり、みんな笑顔で、すごくフランクな人たちばかりでした。
また、カンボジアの歴史をあまり知らなかったわたしは、悲しい戦争、虐殺の過去からまだ15年しか
経っておらず、いま新しく平和なカンボジアに生まれ変わろうとしている過程にあるということを初めて知りました。
親が、カンボジアは戦争で危険な印象があると話していたのにはまだ戦争が終わってからの歴史が浅く、
60年ほど前の戦後の日本のようなものなのではないかと思いました。
このカンボジアスタディーツアーで1番印象に残ったのは、やはり子どもとのふれ合いでした。
普段子どもとふれ合うことがないわたしは、折り紙を練習したり、外でできる日本の遊びをいろいろ考え、
たくさん想像して行ったのですが、いざ子どもと接してみたら子どもは遊びのプロで、
気づいたらわたしたちがカンボジアの子どもに遊びを学んでいました。
子どもたちは母語でない英語がとても上手なのにも驚きました。むしろわたしの方が断然つたない英語で、
その上日本語を学んでいる子どももいて、日本の外国語教育のほうがはるかに遅れていることにも驚きました。
また、孤児院での活動で、雨が止んだ後の外で追いかけっこをしていると水たまりでわたしは思いっきり転んだときのこと。
泥だらけでわたしも周りも笑いが止まらなかったのですが、子どもがすぐにシャワーのところへ連れて行ってくれ、
軽く流したあと、なぜか二段ベットがある部屋に連れて行かれ、
お部屋を紹介してくれるのかとわたしは思っていました。
すると自分のスカートを用意してくれ、これに着替えてと言われました。そこにいた子どもたちが
みんな外にでてドアを閉めてわたしが着替え終わるのを待っていてくれました。
そして最後お別れのとき、わたしの泥だらけのスカートを返しながら、履いているスカートはゆきこにあげる
と言ってくれたときは感動して涙が出てきました。わたしは代わりに泥んこのスカートをあげました。
また、子どもたちにmy sisterと言ったらとても喜んでくれ、最後まで
ずっとわたしのことをsisterと言ってくれました。もう一生の思い出です。
言葉が通じなくても何の問題もありませんでした。
何か力になりに行くつもりが、むしろ得たものばかりで本当に忘れられない思い出です。
わたしの中の何か考えが変わり、本当のカンボジアを知り向き合うことができた。
本当に行ってよかったです。
一緒に行ったひとも本当によかったです。
普通に旅行しているだけじゃ得られないものが大きすぎました。
そしてまた子どもたちに会いたいmy sister!
直接的に何か大きな支援をすることはわたし1人では難しいことです。
それに、カンボジアのほうがある部分において日本よりも豊かな国だと
思います。まだたくさんの世界の国では紛争が起こっていますが
カンボジア、また日本も昔そうであったように、戦争の後平和な道に
進む国がこれからもっと増えてほしいと願っています。
これもまた行動ではどうすることもできないですが間違いなく
わたしのその想いは大きくなりました。1人1人のその想いで変わることも
あると思います。また、将来医療に携わりたいと考える者として、
世界中平等な医療を受けることができる日がきてほしいと思うようになりました。
今は思いを変えるだけ、考えが変わるだけしか正直できないかもしれないけれど、
いつか何かを変えるきっかけを行動できる人になりたい。
普通の旅行では得られないものが多い
本当にいろいろな価値観が変わります。何か得ることができるはずです。普通の旅行では得られないたくさんのものがあります。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
キャッチコピーにあるとおり、一生ものの体験をさせていただきありがとうございました。このボランティアプログラムの参加者によるFacebookやTwitter等による広報により、わたしたちと同じ経験や体験ができる人が少しでも増え、世界観や価値観を変えるきっかけとできる人が増えればなと思います。本当に普通に旅行に行くだけでは得られないたくさんのものを直に得ました。これは一回行くとはまります。わたし自身、次の長期休みに再び違うものに参加させていただくか検討中です。また、地雷博物館で伺った話ですが、わずかな見返りで身ひとつで地雷処理をされている方がいます。海外からの地雷支援を不正に我が物とする政府の人が少なからずおらるようです。支援する側は支援金が本当に必要とする人に届いているのか見届ける責任があることも知りました。日が浅い戦争の過去のせいか孤児院もたくさんあり、まだまだ支援が必要なカンボジア。本当に求められる支援をしていかなければならないとわたしは気づかされました。力になりにいくつもりが得て気づかされることばかりでした。