カンボジア スタディツアー 5日間への海外ボランティア
子どもたちの純粋な笑顔をぜひ実際に見て聴いて感じてください。
一生の思い出
以前から海外ボランティアやストリートチルドレンなどに興味があり、いつか参加してみたいと考えていました。また、乳児院での実習経験から、複雑な家庭環境に置かれている子どもの現状を学びたいという思いが一層強くなり、参加をさせていただくことになりました。
"当たり前のことに感謝しながら生きなさい"そんな言葉をいままでの人生で何度聴いて、何度感謝してきたでしょうか。
少なくとも私には、当たり前のことに感謝できるような考え方や経験もなく、聞き流すことしかできませんでした。しかし、そんな私を変えたのが、今回のカンボジアのスタディツアーでした。
小児病院の視察では、カンボジアの医療制度、救えるはずの命が救えない現状を目の当たりにしました。地雷博物館では、紛争時の地雷や歴史を実際に見て聴いて感じました。アンコールワットなどの遺跡では、植民地時代の歴史を感じたり、遺跡の景色、迫力に心を打たれました。
そして、孤児院などの子どもたちとの交流。保育士という職業柄、毎日子どもと接していますが、言葉が通じない異国での交流に不安を感じていました。しかし、そんな不安は子どもに会った瞬間に消え去りました。言葉は通じなくても表情やジェスチャーで気持ちがつながったのです。一生懸命覚えた拙いクメール語の自己紹介を真剣に聴いてくれました。折り紙で時計を折ると、「やりたい」という表情で駆け寄ってきてくれました。子どもたちに何かを教える、伝えるつもりで来ましたが、思い返すと教えたことよりも教わった、学んだことの方が多かったと思います。そんな子どもたちの純粋な笑顔が印象的すぎて、頭から離れません。
一方で、そんな子どもたちの複雑な家庭環境や生活費を稼ぐための存在になってしまう現状を学びました。また、親世代の教育に対する理解や子どもが勉強できる環境などはまだまだ支援していかなければならないと言わざるを得ませんでした。
そんなすべてのことが私にとっての学びでした。綺麗な服を着れること、清潔なトイレや浴室があること、綺麗な水が飲めること、言葉が読めて書けること、学校に通って勉強できること、当たり前のことが当たり前でないのです。ですが、そんな現状だからこそカンボジアの方々は協力し合い、誰に対しても温かく優しい国なのだと感じました。
今回の経験で、当たり前のことに感謝できるようになり、価値観や人生観が変わりました。しかし、この経験を話しても私と同じ思いを持てる人は同じ経験をしてる人だけだと思います。なので、私はこの経験ができる「きっかけづくり」をしていくことが、今の私にできることだと思いました。
この感想文を書きながら涙が出てしまいます。それほど思いのつまった経験、最高の瞬間ばかりのカンボジアスタディツアーに参加できて、本当に良かったと思います。
このような経験ができることを知らない人は大勢いると思うので、そんな人たちの「きっかけづくり」をしていきたいと思います。自分の経験を話すことで、興味を持ってもらいたいと思います。また、募金活動にも積極的に取り組み、このようなツアーに参加することで貢献できたらいいなと思います。
最高の時間を過ごしたから
最高の瞬間のつまったツアーにぜひ参加してみてください。最高の時間と仲間、ガイドさんに出逢えます。