カンボジア スタディツアー 5日間への海外ボランティア
この旅行に携わったみんなのおかげでこんなにも楽しく過ごせ、意欲的な気持ちになりました。みなさま、どうもありがとう!!
素敵な出会い
以前から海外ボランティアに興味がありましたが、なかなか調べて行動に移すことが億劫になっていました。
最近、スタディーツアーを発見し、どんなボランティアの活動があるのか実際に体験、経験して学びたいと思い、参加を希望しました。
すごく良い旅でした。
最初はボランティア活動とは、どういったものか体験するという一点だけで、参加しました。久しぶりの海外旅行というのもあり、心配でハラハラと楽しみでドキドキしていましたが、「あっ」という間に時間が過ぎてもう少し長く滞在したかったくらいです。社会人ということもあり、学生の参加者さんたちと交流が持てるか心配な部分も若干ありました。ですが、皆さん気さくに声をかけてくれ、とても嬉しかったです。皆、一人ひとり自分の考え方をもち、同じ参加者だけでなく現地の人々への気遣いがあり、好奇心旺盛で自分からどんどん行動していく活気ある姿に、魅力を感じ良い刺激を受けました。
カンボジアの現状を現地スタッフやガイドの方のお話を伺い、あまりのもカンボジアについての事前勉強の足りなさを痛感しました。とりあえず、現地で感じとることを優先に考えていました。ポルポト政権の影響で農業が主流であるが、それでは食べていけない。親たちは出稼ぎの他国に出てしまい、幼い子どもたちが残され、親戚の手伝いや孤児になってしまう。貧しい家庭事情や親の学習に対する意識の低さに問題があるとのこと。アンコールワットの観光時、幼稚園に入ったばかりのような小さい子がお土産のマグネットや飾りなど持って「4個2ドル」「3個1ドル」と呪文のようにずっと繰り返しバスに乗り込むまでついてきて、1日耳から離れませんでした。
見学に訪れた学校や孤児院では、屈託の無い笑顔や綺麗な光の差した眼に心を動かされました。彼らは勉強熱心であり、一生懸命知っている外国語で話しかけてくれ、交流を持とうとしてくれました。自分の語学力の足りなさに困惑しましたが、彼らはへっちゃらで声をかけてくれ、持っていった色鉛筆で絵や文字を書いてみせてくれました。日本語の勉強もしているそうで、自分の名前を書いてくれましたが、上手でした。折り紙も日本語の歌も私より断然上手!!
カンボジアの人々は子供も大人も穏やかで陽気でおおらかな気質。現地のガイドさんはいつもニコニコ。マーケットでは、お客さんがいないとお隣さんと雑談に出かけたり、カウンターの中で犬と遊んだり自由にしているのに、外国人観光客を見つけると「ハロー、オネイサンカワイイネ」と知っている外国語を駆使して呼びとめ、断ってもなかなかめげない強い人が多かったです。最初はビックリするけれど、値段交渉も慣れてくると戸惑いも無くなり、お店の人との楽しいコミュニケーションでした。だんだん半額程になる時もあり、値切りすぎたのか、値段設定が高いのか。。。店員さんも困った顔をしても最後に店を出るときには、笑顔で握手やハグしてくれます。トゥクトゥクの勧誘も多すぎて断ることが大変だけれど、世間話してくる人もハンモックを客席部分の引っかけ揺られている人が手を振ってくれたりと人がいい。日本と時差-2時間。こんなにも時の流れがゆったり過ぎ穏やかにみせるのは、暮らしている人々の創りあげた文化や歴史が環境に反映しているように思いました。
アンコールワットのレリーフは細かい美しい芸術的な価値だけで無く、ヒンドゥー教の物語が描かれているとガイドさんが説明してくれました。ヒンドゥー教には世界史で文字を見るくらいの馴染みしか無かったので、実際に絵巻物のように描かれているものを目にするともっと詳しく知りたくなりました。美術や宗教だけで無く、政治体制にも興味が湧きました。現地スタッフやガイドさんに「税金は何使われているのか?」たずねると「わからない」と答えられました。払っていることは確実なのに、なぜわからないのだろうか。日本では政事には全く無頓着な私でさえ、消費税率などは一般常識なのに。また政府機関では賄賂が横行しているという。こういう話はどの国でも一緒だなと感じたりしました。
文化間の違いから戸惑いも慶びも私基準ではあるが、たくさん比較できました。日本に帰り、夢のようなカンボジアの日々を恋しくも想うも、日本への安堵もあります。こんなにも旅行から帰った後で、その国についてもっと知りたくなったのは初めてです。カンボジアの人々、一緒に参加したみんな、現地のスッタッフ、ガイドさん、この旅行に携わった人々のおかげでこんなにも楽しく過ごせ、意欲的な気持ちと元気をもらえたのだと思います。みなさま、どうもありがとう!!
知り合いに旅の経験、感想を話したいです。海外に行ったことの無い人、行くことが億劫な人に話し少しでも興味を持ってもらいたいと思います。私の体験談でしか無いので、興味を持たれた方には人それぞれ感じ方や受け取り方は違うから、行くことをお勧めします。また、自分自身もっとカンボジアについて知りたいと興味が湧いてきたので、体験を思い出し関連づけ書籍などで調べたいと思います。アンコールワットについても、ヒンドゥー教についても、ポルポト政権についてもまだまだ知らないことばかりで、クメール語の挨拶くらいは覚えておきたいと思います。ボランティア活動の考え方を一掃できたように思います。今まではボランティアとはこういうものと押しつけがましく定義をつくってしまっていたところがありました。現地を知った上で、自分なりにできることをまた考え直そうと思います。
お金があれば行きたい。まず、楽しい。視野、世界観、価値観が広がるから。
いってらっしゃい!がんばれ!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
大変お世話になりました。おちょこちょいで、ご迷惑おかけしつつも、手厚く親切にサポートして頂き、有難うございました。
おかげさまで、夢のような旅ができました。あっという間で物足りないくらい、実に恋しいです。この旅で元気になりました。
本当に有難うございました。