セブ島 日韓比マングローブ植林ボランティアへの海外ボランティア
セブの子供達が、日本語で「大丈夫?」と聞いてくれる。それだけで元気になれます!
勉強になった
私は、中学2年生のときに「環境サミット」に参加し、その時から環境問題について考えることが増えました。なぜ、フィリピンに行こうかと思ったのかと言いますと、環境サミットのグループがチームフィリピンだったこと、そして海外研修の時のホストファミリーがフィリピン出身だったからです。これからフィリピンに行き、さらにフィリピンについて考える機会をさらに増やし、環境問題にも真っ向から考えていきたいと思います。
今回、私はこのボランティアに参加して多くのことを学びました。この感想文に書きたいことは多くありますが、今回セブのボランティアに参加して1番印象に残った「水の大切さ」について書きたいと思います。
私がステイした村は1990年代に紛争やテロ、貧困から逃れるために、できた村です。お金があるフィリピン人はアメリカなどの他の国に逃げることができましたが彼らは貧しいのでできません。そこで未開の地に一つの集落を作ったのです。2000年以降、推測ですが集落の状態が安定しそこに家族を形成するようになりました。ですから、村にはたくさんの小さい子供達が住んでいて、毎日賑やかです。
ここには、もともと貧困と呼ばれる位の人が住んでいて、およそ10畳の家に1家族が住んでいる状態です。
私のステイ先は村の中でも(多分)裕福な方で、冷蔵庫や液晶テレビ、またコンポもあります。(音楽がめっちゃ好きみたい笑)しかし、洗濯機やシャワーはついておらず手で洗濯物を洗い、冷水で体を洗い流してシャワー代わりにしています。
最初はお風呂に抵抗がありましたが、この体験を通して「水の大切さ」を痛切に感じることができました。
よく、私達は「水は大切に使いましょう」などと言われますが、日本のような蛇口を捻れば水が何不自由なく出てくるシステムは「水を大切にする」という意識を一層難しくさせていると思いました。だからと言って日本もセブと同じような井戸汲み式の水にしたり、飲み水を街で買うようなシステムを推奨するのではなく、私はただ、こういった事実を知ってもらうのが「水を大切にする」ことに繫がるのではと思います。
この1週間で本当にお水は大切だと感じました。セブは毎日暑く、基本的に30℃以上で夜も熱帯夜です。水分は必要ですが、最終日前の約2日間、私の家のウォータージャグは空っぽでした。
私はこの感想文を通して、みなさんに本当のセブの事実を知ってもらいたいと思ったので飾らず書きました。本当に大変なことだらけで日本とのギャップにショックを隠しきれず、泣きたい時もありましたがホストファミリーをはじめ、現地の方々や村の子供たちにたくさんの笑顔をもらいながら乗り越えた1週間でした。本当に感謝です。
私はこの経験をしっかりと私生活に活かしたいと思います。セブではトイレやお風呂、飲み水に苦労し水の有り難みを感じ、節水・節電を学んできたので日本にいる時も心がけようと思います。同時に、この体験をより多くの人に伝え水の大切さ、資源の大切さをシェアしたいと思います。
こういったところでホームステイできるものはないから。
日本の生活とかけ離れていて、とてもショックを受けると思います。しかし、その状況から目を逸らさず、しっかりと目で見て、肌で感じてきてください!