インド ボランティアへの海外ボランティア
自分の将来の展望が変わるきっかけになる!! …かもしれない。
すごく良かった!
高校時代、将来は国際平和に貢献したいと強く考えていて、国連の難民高等弁務官事務所で働きたいと思っていました。今は、これといって明確に将来やりたい職業があるわけではありませんが、国際的な活動をしたいという思いは変わりません。
自分が本当にやりたいと思えることを見つけるうえで、自分がどんな人間なのかを見つめる必要があります。まだまだ経験も何もないからこそ、まず目の前にいる人の役に立つボランティアを通して、自分のあり方を考えていきたいです。また、自分がどのようなポジションに適しているかも発見したいです。そのために、インドでのボランティアを、これから様々な活動に取り組むうえでの端緒としていくつもりです。
私は、参加動機に述べたように、将来の自分のイメージを少しでもつかむために、インドでのボランティア活動に参加しました。マザーハウスでのボランティアは、障害を持った子供たちのリハビリや食事補助、子供たちの遊び相手となることでした。個人的なことになりますが、ボランティア当日の朝まで私は、自分は小さい子供が苦手だから、子供たちにすぐにイラついたりしてしまわないだろうか、と不安に思っていました。しかし実際の活動では、自分がやるべきことを探しつつ、他の国から来たボランティアたちの活動を見ながら、子供と接するのに不安がっている人はいないことに気が付きました。そして、私たちが心から子供たちに笑いかけないと、子供たちには笑顔は届かない、ということも。それは、ヒンディー語を話すことができない私にとっては重要なことでした。言葉が通じないから、私の思いは行動で示すしかない、と思って、ただただ懸命に仕事を見つけました。
現地で時が経つのはとても早く、あっという間にボランティアの4日間が過ぎてしまいました。ボランティアを終えた日に、自分の行いを振り返りました。私自身、障害がある子供たちを哀れむとかそんな思いはなく純粋に、施設の子供たちをかわいがって、愛情をもって接することができたとおもいました。とりわけ、4日間のうち3日間は私が遊び相手をした子は忘れることができません。
これまでは子供と触れ合うような仕事を将来するということは考えたことがありませんでしたが、今回のマザーハウスでの活動を通して、そういった方面も視野に入れてみよう、自分ならできるかもしれない、と思うようになりました。実際社会人となって働くとなると、たった4日間では済まないし、ボランティアより多大な責任が伴うけれど、将来の視野が広がった点において、私はインドボランティアプログラムに参加した自分の決意に感謝しています。
ありがとう、数か月前の自分。そしてありがとう、子供たちおよび職員の方々。
日本でも、小さい子供と関わるような、例えば近くの小学校の子供会の手伝いといった、ボランティア活動に積極的に参加したいです。また、今回のプログラムでは割り振られなかったため取り組むことができなかったけれど、高齢者の介護の一端となるボランティアにも参加してみたいと思います。子供たちへの思いと同様に、以前の私は、意思の疎通が円滑にいくとはいえない点で、高齢者も苦手としていました。しかし子供たちと触れ合って、そのような苦手意識があっては、たくさんの素晴らしい経験を自ら逃してしまっていることに気が付きました。自分の可能性を引き出すには、たくさんのことを経験するしかありません。インドに行かなくても身近にあるボランティア活動で、様々なことに挑戦したいです。
送り迎えや食事などの面において、とても安全な日々を送ることができたから。
何をすべきか自ら探さないと何もしないまま時間が過ぎます。また、色々な国からボランティアが来て彼らと交流したい気持ちもわかりますが、他国の友達を作るためにインドに行くのではありません。