インド ボランティアへの海外ボランティア
お互い言葉が通じない時にでも自然と笑顔にお互いなれたのに感動しました。
いい経験に
私は大学生になり海外に行ってみたいと考えていました。しかし旅行として行くのではなく、発展途上国にボランティアに行くことで人の助けになりさらに自分自身の考え方などにいい変化が生まれると考えたからです。そしてこの後の私の人生の糧となるといいなと考えたからです。
私は今回のインドでのボランティアが海外への初渡航でした。インドのイメージはある程度頭の中で描いていましたが、到着と同時に自分のイメージとの違いに驚きました。空港での対応の圧迫が強い、交通状態の悪さ、乞食がねだってくるなど日本との違いに戸惑いました。マザーハウスでのボランティアは「プレムナム」という年配の方がいる施設で行いました。体に障害のある人がほとんどで、また英語も通じないためジェスチャーでの対話が中心となりました。朝の洗濯などは施設の老人の方々も一緒になってやってボランティア、施設に入っている人隔たり無く働いた印象が残りました。一緒に働いたり、交流したりして日本人のボランティアの方、他国のボランティアの方、施設に入っている方みんなが言葉は通じないはずだが、同じような笑顔をしていてとても良い時間が過ごせました。もちろん隣の「死を待つ人の家」など深刻な部分もしっかりと印象に残り、考えることがありました。私がこのボランティアで一番うれしかったのは、最終日に老人で足の不自由な方が私に近づいてきて、向こうから自然とマッサージを頼まれたことです。もちろん言葉は通じませんでしたが、マッサージをしてあげると笑顔になってくれて、なにより向こうから来てくれて自然と一方通行の形だけではない交流をすることができたのがとてもうれしかったです。打ち解けられた瞬間だと感じました。このような言葉を介さなくても交流ができ自然と笑顔になれる貴重な体験ができてよかったです。しかし、マザーハウスの中は安全で平和な環境が整っているとは感じたが、外のスラム街や街中では乞食がいたり、衛生状況が悪かったりなどマザーハウスの環境は浸透しきっているわけではなくまだまだ苦しんでいる人はたくさんいるという印象も残りました。
今回のプログラムで海外を体験したことにより海外への興味が以前よりも増したので、この経験を活かして他の国の様子も確かめたいと思います。日本人のシスターがおっしゃってた小さなことに大きな愛を向けることも努力したいです。海外ボランティアを通して感じた人の助けになることの喜びも記憶にしっかりと留めてこれからも人のためになるようなことを続けていきたいです。
自分にとっていい経験をしながら人の助けにもなれるから。
インドは衛生の面などで不安なことも多いですが、良い人が多くいい体験ができるのでぜひ参加してみてください。