インド ボランティアへの海外ボランティア
生まれて初めて、人が亡くなる瞬間を見ました。また施設で過ごす人々が仲間を見送る姿に深い感銘を受けました。それは全身が震えるような光景でした。
絶対行くべき
マザー・テレサの本を読んで、以前から死を待つ人々の家などの施設について興味がありました。私は人間の避けられない現実である「生と死」に関わる現場で、看護学生として自分のできることをやっていきたいと思い、マザー・テレサのボランティアに参加しました。
私はマザーハウスのいくつかある施設のボランティアの中でも、Daiya Dam(ダヤダン)とKhalighat(カリガート:死を待つ人々の家)の施設に行きました。カリガートで私は生まれて初めて、人が亡くなる瞬間を見ました。それは全身が震えるような光景でした。シスターと施設で過ごす人々が瀕死状態の患者を囲うようにしてお祈りしながら見送り、息が途絶えたときには皆、静かに見つめていました。そのとき、私は涙を流しました。カリガートで生活している人たちが同じ気持ちになって仲間を見送っている... その姿に感動したからです。近いうちに次は自分の番かもしれないのに怖くはないのか?と思うと同時に、そうやって、人の死を受容することで自分自身の死も受容していくのではないかと感じました。インドでは当たり前のように物乞いに遭いました。少年、少女、そして大人に。全く関係のない赤ちゃんを抱いて、この子が生きていくためにお金をくださいという場面もありました。同じインドでもコルカタとデリーでは貧富の差が激しく、町の人たちの身なりも違いました。自分の置かれている環境の幸せさ、ありがたさが身に沁みた1週間でした。
将来にずっと悩んできていましたが、インドに行ったことで明確になりました。学生のうちにもっと、医療・教育・文化が発展していない国へ行き、ボランティア活動をしていきたいと思います。看護師の資格を取得し、まずは日本で経験を積み、いずれは世界各国で医療活動をしていけるようにしたいです。
安全が保障されているから。
ぜひ、参加してみてください。きっと心が動かされます。