バリ島 スタディツアーへの海外ボランティア
「(帰国することに対して)とても寂しい、次はいつくるの?」と、沢山の子どもたちから声をかけてもらいました。
人生が変わった
発展途上国への興味も関心も高く、将来何らかの形で貢献したいという意欲はあるのですが、具体的に何ができるか、何がしたいか、そしてこのようなボランティアにもなかなか参加できないまま時間ばかり過ぎてしまいました。
そんな私も春から社会人。大学4年次の卒業研究で、貧しい人々を信頼に値することを証明したグラミン銀行を扱ったことが大きな後押しとなり、今回の参加を決意しました。
今後の人生を揺らがせる経験となるよう精一杯努め、有意義なものにしたいです。よろしくお願いいたします。
結論から言うと、価値観が180°変わりました。
ある程度整備された日本にいたからこそ参加できた身分なのですが、
だからこそ見えてくるものは本当に沢山ありました。
おもてなしの国バリでは、孤児院であっても、
こちらが油断するといとも自然にもてなされてしまいます。
自らで何かを感じ取らなくてはと、とにかく様々なことを
やらせてもらうのが大切だと思いました。
バリ島というリゾート地の、陰の部分を目にし、
孤児院や現地の現状、問題点を見つめたことは
参加者共に共通であったはずです。
ですが、全体を総括して、感じられたことは
本当に人それぞれなのだとも思いました。
私は特に、自分の中の比重が高い“利他心”を、
本物の“利他心”を、子どもたちから沢山感じてきました。
このようなボランティアの受け入れに
慣れているという理由もあるかもしれませんが、
人のことを気遣える温かさに触れてきました。
また、確かに日本と比較すれば
足りないものはたくさん見えましたが、
想像以上に彼らの環境は良かったですし、
彼らは人間として本当に大切なことを
私たち以上に備え持てているのではないかとも感じ、
そうすると私は、何を持って“豊か”だといえるのかが
分からなくなってしまいました。
日本の恵まれた環境や境遇に
散々あやかっていた自分が恥ずかしく、
考えさせられているのも事実です。
帰国しだしてから、飛行機の中で、
そして我が家に帰ってきてからの方が
私は色々なことを考えさせれられています。
でもそれは、人それぞれの
価値観の優先順位故であり、
私自身も決してネガティブに陥っている訳ではありません。
ただ、今の私に言えることは、
受け入れられるのであれば私は再び
あの孤児院に行くだろうということです。
それくらいの、
人生を変えてもらったツアーとなりました。
本当にありがとうございました。
感じてきたこと、学んだことはなるべく自分自身の中で消化したいと考えています。
今回のツアーを経て、何も武器がない私には何が必要なのか、
どうあれば彼らに貢献でき、そして両者が笑顔で在れるのかについて
自分とじっくり向き合い、必ずまたあの孤児院へ行きたいと思います。
一先ずはインドネシア語を習得し、
現地で比較的使われていた英語も見直し、
そして母国語でもある日本語もしっかりさせ、
準備が整い次第、孤児院へ足を運びたいです。
孤児院住み込み以外のツアーが必要だとはあまり思っておらず、また、次回の滞在では日本に帰国するつもりがないから。
オプショナルツアーが魅力的であるので、生半可な気持ちで参加してほしくないのが私の一意見です。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
初日の、スタッフさんと他のメンバーと合流できなかった際には、大変ご迷惑をおかけいたしました。
迅速かつ丁寧な対応のおかげで、無事に今回のツアーに臨み、終えることができました。
何か今後携われるようなことがございましたらお手伝いさせていただけたらと思っていますが、
一先ずは社会人として春からスタートを切りたいと考えている所存です。
本当にお世話になりました。
皆様にもよろしくお伝えください。
今後の貴団体の更なるご活躍をお祈り申し上げます。