ネパール スタディツアーへの海外ボランティア
都会、田舎、観光、農業、教育、福祉、様々な視点でネパールをみることが出来ました。
素敵な出会い
前から国際協力に興味があり、特に貧困やフェアトレードに興味をもっていました。さらに、大学一年という時間のあるうちに少しでも世界を見てみたいと思っていました。プログラムの内容に、学びたいことが多かったので、今回応募させていただきました。
体調を崩してしまい最後の食事などを楽しめなかったため-1ですが、それがなければ星5だったと思います(笑)
ネパールの人々は一見肌が黒いし、しかめつらをしているのですが、手を合わせて「ナマステ~」と言えばみんなすごく柔らかい笑顔を見せて「ナマステ~!!」と返してくれました。言葉も分からないのに一緒に笑ってくれる、本当に温かい国でした。
首都のカトマンズでさえ道路は全然平らでなく、ゴミで川は汚れ、空気も悪く、停電も頻繁に起きるなど、インフラの整備はまだまだです。しかし、住民全員が外に出ているのではないかと思うくらい多くの人が道路を行き交う、活発な街です。観光でカトマンズ王宮広場に行ったとき、ひょいと傘に入ってきた子がいました。その前にも子どもたちと交流していたため同じように交流しようとしたところ、「Give me money」と言ってくるのです。断ってもしつこくついてきました。この子を責めることも、この子の家庭を責めることもできない、私にはどうすることもできない、言いようのないショッキングな出来事でした。今回のツアーで唯一、食糧の問題を目の当たりにした事件でした。このような問題があることも忘れてはいけないと思いました。
私たちが4泊したNGO施設のある郊外の村は、街とは打って豊かな自然が広がり素晴らしい景色でした。夜に天の川が見えたときには本当に感動しました。この近くの公立の小学校に3日間お邪魔しました。そこの子たちはとても元気で好奇心旺盛といった感じで、私たちがいつもへとへとになるまで遊びました。しかしこのような公立の学校ではちゃんとした教育は受けられず、授業といってもほぼ遊んでいる状態で、彼らがいくら夢を語っても将来それを現実にすることは難しく、稼ぎも得られず、そのまた子どもも同じ道を歩むという循環になってしまいます。教育を受けられることの素晴らしさを思い知らされました。それでも彼らには夢を持ち続けて欲しいです。私たちができることとしてごみをゴミ箱に捨てることの大切さを教え(←ここからなんです)、ゴミ箱を寄付しました。このゴミ箱がちゃんと活用されているか、これから行くみなさんにぜひ見てきてほしいです。
まだ語り切れませんが、ネパールは日本と違って寛容であるなど、いいところが沢山ありました。沢山の発見ができ、日本からのメンバーとも仲良くなれて濃い一週間を過ごすことができ、本当に行ってよかったです。
教育を受けられることに感謝し、これまで以上に頑張りたい。世界のために自分が何をできるか、理想ではなく客観的に考えて、また相手にとってどんなものが必要であるか十分考えたりしながら、これからも国際協力などに携わっていきたい。そしてまた違った世界を見て、体験したい。
短い期間の中で自分ができることを探して、行動にしてください。体調管理にも気を付けてください。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
現地パートナーの方は同じ日本人と思えないくらいネパール語が堪能で、幅広いビジネスを手がけ、ネパールのためにできることを、と奔走していました。そんな彼女の活躍をこれからも期待したいです。