フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア

自分の無力さ

  • 評価5つ星評価 ニコニコマーク涙が止まらない
  • 2012年8月参加
紹介割コードin02202dd28

参加後の気持ち

涙が止まらない

プログラムに参加した理由を教えてください

私は、フィリピンのマニラのスモーキーマウンテンや、そこで生活する子どもたちのおかれている現状を、テレビや新聞などで多く目にしました。本やインターネット等により、マニラとはどのような地域であり、そこに住む子どもたちがどのような生活を送り、なにを必要としているのか、自分なりに調べていました。情報を集めるにつれ興味が増していき、『“情報”だけでは感じ取ることのできない部分を感じ取るため、自分自身でその土地を訪れ、実際に子どもたちと触れ合いたい』と考えるようになりました。それだけでなく、子どもたちのために自分ができることは何かないのだろうかと考え、調べるうちにこのボランティア活動の存在を知りました。
今は知識・経験共にありませんが、このボランティア活動への参加を第一歩として、自分自身のスキルアップにもつなげたいと思っています。自分にできることはわずかなことかもしれませんが、やる気は誰にも負けないつもりです。どうぞよろしくお願いします。

プログラムに参加した感想は?

まず、このボランティアで携わったすべての人に感謝します。本当にありがとうございました。そして私のためにいろいろお世話をかけてしまいすみませんでした。

一週間フィリピンでボランティアに参加して感じたことは、自分が想像以上に無力だったということです。私なんかが参加してよかったのかと思うぐらい何もボランティアらしいことはできませんでした。
 ファーストエイドという、傷を負った子どもたちに薬を塗ったり絆創膏を貼ってあげたりと応急処置をする仕事をしました。どんな傷にどんな薬が合うのか覚えなければならないので思ったよりも大変な作業でした。教えてもらいながら一度やってみたのですが、そのあとは自ら進んで手当てをすることができず、逃げてしまいました。
マザーテレサでは知的・身体的に障がいを持つ子どもたちの食事の手伝いなどをしました。ここでもコミュニケーションをとるのが大変だったり、食べさせるタイミングが分からなかったりと苦労した部分がありました。ご飯をあげる時もその子なりのタイミングがあるし、水かお粥かどちらがほしいのかとかどれくらいの量を食べるのかなどいろいろ難しかったです。しかし、あまり英語は得意ではないけれど「eat」「nice」「good」など積極的に声掛けをするように心がけました。笑顔も忘れませんでした。また子どもたちとあんまり触れ合いすぎて仲良くなると私たちが帰るときに子どもたちが悲しむからあまり触れあわないで、と言われたときは複雑な気持ちがしました。
スモーキーマウンテンではお菓子配りをしました。はじめのころは二列でお菓子を配ろうとしましたがなかなか難しく一列に並んで配ることになりました。お菓子は一人一個なのですが、子どもたちの中にはお菓子をもっともらおうと何回も並ぶ子がいました。もっと現地の言葉を学び、子どもたちに伝えるべきだったと思いました。

 このフィリピンでのボランティアでは本当にいろいろなことを学びました。わたしは出発前、学校で学んだ遊びを教えたり、ねぶたを教えたりしたいと思っていました。しかし、実際に現場に行くと「この子たちは本当にこの情報を必要としているのか」と不安になってどう伝えればいいか思い浮かばないまま一週間を終えてしまいました。わたしは本当に無力だということを実感させられました。自分一人では何もできないことを知りました。現地NGOの子たちやマスターやスタッフの皆さんのおかげで無事にボランティアを終えることができたと思い、感謝の気持ちでいっぱいです。自分の情けなさも感じました。「何がボランティアだ」と白い目で見られ、ボランティアに行ったのにずっとお世話になりっぱなしでした。
 でも、このボランティアを通して私自身元気をもらったし成長できました。何事にもあきらめず最後までやり遂げることを学びました。この心を忘れず、これからの生活で生かしていけたらと思います。また、マスターから「自他共栄」という言葉を教えていただきました。自分だけでなく周りの人も栄える世の中をつくっていこうという意味です。自分のことだけではなく周りの人のことも考えながら行動していこうと思います。
また海外でボランティアをする機会があったら、今回の一週間の経験を思い出して次こそはきちんとボランティアをしてきたいと思います。周りの力を借りないで自分自身の手で本当の意味でのボランティアをしたいです。そのために、英語をもっと勉強して日常的に使えるようになるまでになりたいと思います。また、そのほかに生活に必要な知恵や技術を学んで再度ボランティアに行ったときに少しでも役に立てたらと思います。
 みなさん、本当に本当にありがとうございました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

私は、今後子どもたちと関わる仕事に就きたいと考えています。そこで今回のボランティアで学んだ、頭で考えて動くのではなく、心で感じて心で動くということを忘れず、子どもたちとたくさん触れ合っていきたいと思います。

ぼらぷらのプログラムでもう一度参加したいですか?

はい

理由

真剣に子どもたちの為を思って現地の受け入れしている人が活動しているから。

これから参加される方へアドバイスお願いします!

心で感じて心で子どもたちと触れ合い、心でボランティアに参加してほしいです。