フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア
「心」で感じ取ることを少しは私も分かるようになりました。本当に心で感じたときに形として残るんだと思います。自分がこうしたい、ああしたいと思うことにただがむしゃらに突っ走ればいいだけのことなんです。
人生が変わった
私がこのボランティアに参加しようと思ったのは、
「私でも今まで心の底から誰かのために何かできたことってあっただろうか」とふと大学二年の春休み中に思い、たまたまパソコンで「何かないだろう」と探していたら目に止まったのがこのNGOのボランティアのサイトでした。
他のボランティアサイトも色々見たもののやはり一番最初にこのサイトに目が止まったというのもありここのサイトから選ぼうと思いました。
私がなぜフィリピンにしようと思ったかは、
フィリピンは英語圏でもあるので大学でも英語を勉強しているということもあり、少しでも今回を機に生かすことができたらと思いフィリピンにしました。
また貧困のことについても私たちの知らないような厳しい現実を実際に目で見て少しでもこんな私でも役に立つことができたらと思ったからです。
私は、行く前にボランティアに対して正直生半可な気持ちでいました。
「何ができるかなんてわからないけど、現地に行けば何かしらできるだろう」という気持ちでした。
しかし、実際に行ってみて初日なんてただ立ってるだけで、逆に子供たちに気を遣わせてしまいました。
そして先輩たちが子供たちと仲良くしている姿を見て「いいなあ。」とか「自分もあんな風になれたらいいなあ。」と思うばかりでした。
でもそれは間違いで自分からコミュニケーションをとろうとしないから、子供たちも心を開いてくれないんだと気がづきました。
私が子供たちとうまくコミュニケーションがとれなかったり、行って間もない期間でたくさんの先輩が帰るために自分が女子のリーダーになるという不安におしつぶされてしまいスモーキーマウンテンに行く途中思わず泣いてしまったときある女の子が「何で泣いてるの?どうしたの?悲しいの?」と私に尋ねてきました。
そこで私はまた子供に気を遣わせてしまったと感じました。
自分はボランティアをするため、日本人としての礼儀を見せるために向こうに行ったにも関わらず子供たちに気遣いさせてしまうなんて20の大人が何してるんだと情けないばかりです。
マスターに言われたように「親を大切にすること」「学業に専念すること」を忘れないこと。
空港に着いて母親が迎えに来てくれたものの少し照れくさい気持ちとうれしい気持ちでした。
「ありがとう」とは言えなかったものの「親のありがたみが分かったよ。」と言ったら母は少し鼻をすすりながら「離れてからこそ気づくものってあるよね」と言ってくれました。
両親とも私がフィリピンに行ってる間すごく心配してたみたいなので今度は私がその心配していた分親孝行します。
あと、自分を含め大学生活に慣れて余裕がでると休んだりさぼったりしている子がいますが朝から学校も行かずにゴミを拾っている子供たちを見て自分は今まで何をしていたんだと痛感しました。
当たり前のことですがこれからは今まで以上に学業に専念し、休もうとしている子を見たら私が今回目で見たことを直接伝えます。
もっと自分と向き合うため。
ボランティアで何をしたいか。ボランティアとは一体何なのか。自分は親孝行できてるか。学業に専念しているか。これらのことをできてからこそボランティアに参加すべきだと思います。