フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア
なにができるかではない、自分にできるなにかをする。その何かを今は見つけ伸ばしていくことが大切。
感謝でいっぱい
私は将来国司協力の仕事に就きたいと考えています。大学生活という最後の自由な時間をボランティア活動等で経験を積むチャンスにしたいと思い探していたところ、このボランティアに出会いました。また、自分が彼らにできることをしてあげたいとうことよりも、現状をしらないままに貧困問題を知った風でいるつもりにもなりたくないと思い、まずは、自身の目で見て、体感していきたいと思っています。そこで得たものを、帰国して伝えられる自分になりたいし、より貧困問題について考えるきっかけにもしていきたい思い応募しました。
私がこの七日間を通して痛感したことは、生きていくうえでもっとも大事なことは”知恵”であるということです。そして、その知恵をより洗練されたものへと昇華しうるものが知識、技、経験、その他さまざまな要因なのだと感じました。
マスターとの出会いは、本当に新鮮で、私のボランティアに対する甘さと、人生における自分の未熟さを全身で伝えてくださいました。私は、フィリピンに行く前に、フィリピンのことについて自分で調べて、子供たちに何ができるかしっかり考え準備していこうと、頭で考えているだけで、実際にそれを行動に移すことができませんでした。この時点で、自分が今回ボランティアに行って何かをするなんてことは無理な話でした。しかし、マスターのもとに今回お世話になることができなかったら、それを本気で罵り、しかってくれる人はいなかったと思います。初めは怒られることに対して恐怖と焦りしかありませんでした。しかし、次第にマスターの言葉に後押しされるようにこれではだめだと奮起する気持ちが強くなっていきました。そうして、こどもたちのために自分が今できること、そして、この場所での生活を通して自分の未熟さを少しでも排していこうと、意識が変わっていくのを自分の中で感じました。
現地NGOの子供たちはみな明るく元気な子供たちばかりです。また、マスターとかかわりのあるスラムのこどもたちも、完璧にとまではいかなくても、現地NGOのこどもたちのように礼儀を知っています。そのようなこどもたちを育てているのがマスターであり、日本の魂であるということは、本当にすばらしいことだと思います。ボランティアは慈善活動です。心からの働きが誰かのためになる、本当に素晴らしい活動です。私は流暢な英語を話せるわけでもなく、誰よりも優れた特技を持っているわけでもありません。今回、ボランティアインターンに志願させていただきましたが、自分の至らない現状に気づかされるだけで、実際、フィリピンの貧しいこどもたちに特別何かをしてあげることはできませんでした。後半、風邪をひいて迷惑をかけることもありました。その際に、こまめに体調を気にかけてくれた男の子に、私は本当に心があたたかくなりました。しかし、そのほかの場面でも、こどもたちにいつも気を遣わせてしまっていたらと思うと、本当にそれが悔しくてなりません。もっともっと、日本で実力をつけて、彼らに報いたいと、心から思います。
今後は、フィリピンでの七日間の経験を将来につなげていきたいと思います。現地でお世話になったすべての人々、心配しながらも送り出してくれた両親、チャンスをくださったボランティアプラットフォームの皆さんに心から感謝します。
本当にありがとうございました。
今回あらためて自分の未熟さを痛感しました。それは、すべてにおいてです。まずは、日本で自分のできること、勉学、私生活での自己管理、国内でのボランティアやインターンの活動、その他すべてにおいて、努力していきたいと思います。自己の成長が必ず明日につながると信じて、自立した人間へと成長していきたいと思います。
まだ初めての参加なので特に理由はつけがたいのですが、期待を込めて。
ボランティアに行くということは、自分がしてあげられることが明確にあることが重要です。準備はしっかり!より充実したボランティアになるはずです。