フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア

生きるために生きる。

  • 評価5つ星評価 ニコニコマーク人生が変わった
  • 2013年8月参加
紹介割コードin042985dd3

生きるために生きる人々を前に、「彼らに対して自分に何が出来るだろうか、何をすべきなんだろうか」その答えが以前よりもっと分からなくなりました。

参加後の気持ち

人生が変わった

プログラムに参加した理由を教えてください

小学校低学年の頃に偶然見たTVProgram、貧しい国々で生きる子供たちに焦点を当てたドキュメンタリーが私に「世界から悲惨をなくし、目の前の一人の本当の幸福・笑顔を守っていく」という生涯に渡る大きな夢を与えてくれました。その夢の実現の中でも特に私が成し遂げたいことが、発展途上国の子供たちの笑顔のために何か手助けしたいというものです。自分の力が未熟なのも、一週間ぐらいでその国の抱える問題の本質等にアプローチできるのはほぼ無理であることも承知しています。でも本ばかり読むのではなく、このプログラムを通して、実際現地に行ってそこで暮らす子供たちと会い、話し、彼らが毎日何を見て考えて求めているのかを知りたいです。彼らと真摯に向かい合って、その今を生き抜こうとする姿と生命力をこの目と身体に焼き付けたいです。プログラム全体を通して、私が生涯をかけて、今日を生きる子供たちに出来ることは何なのかを見極めたいです。

プログラムに参加した感想は?

「ボランティアしてきたよ!」と胸を張って言える自分であったなら…と今でも思います。フィリピンに行って感じたのは、自分の無力さでした。知識もなく、財力もなく、技術もなく、他者への思いやりにも乏しい私には、そこで成し得たことは何一つありませんでした。『所詮、今の私はただのボランティアおたくなんだな』と痛感するしかありませんでした。現地のNGOの方に迷惑をかけ、両親に心配をかけて私は何をしているんだろうと猛反省の1週間を過ごしました。非力。貧しい人たちに奉仕しようと勇んで旅立ったのに、彼らに何もできず、それどころか時には彼らに危害を加えられるんじゃないかと、自分の身の危険への恐怖さえ感じました。自分が一番大事で、それなのにその自分の身一つ守れない自分に嫌気がさしました。現地のNGOの方、そして子供たちがいなければ今頃私は生きていないだろうと思います。逆に彼らにボランティアされに行っただけ。生きるために生きる人々を前に、その人たちが生きる貧困の中にうごめく何かとてつもなく大きなエネルギーを前にして、「彼らに対して自分に何が出来るだろうか、何をすべきなんだろうか」その答えが以前よりもっと分からなくなりました。ただ、分かったことは、自分にはそれらを変える、彼らの明日だけでも変えられる力を今の自分は何も持ち合わせていないこと、そして今までずっと自分を守ってくれた両親への感謝、そしてその両親のもとに生まれてきた自分は世界一の幸せ者だということです。このまま何もしないで生きていけば、私は「あ~いい体験したな~行ってよかったな~」と”自分のため”だけに今回のプログラムを利用したことになります。そんなことは絶対したくありません。今回感じたたくさんのことを自分の力の源とし、将来絶対にお世話になった方々に恩返しします!そして、今度こそ、貧困の中に生きる人々に「あなたが来てくれてよかった」と言ってもらえるような人となって、自分がしたいことをしていきたいと思います。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

まず、なによりも両親を大切にします。うんと親孝行します。父と母の笑顔をいっぱいつくっていきます。周りの人々の幸せを自分の幸せと出来る、自他共の幸福の中に身を置ける人間になります。そして必死に勉強をして誰かを助けられる力のある人になります。

ぼらぷらのプログラムでもう一度参加したいですか?

いいえ

理由

まずは勉強して色んな経験をして何かの技術を身に着けたい。

これから参加される方へアドバイスお願いします!

自分はボランティア出来る!そう思っていればいるほど、本当のボランティアとは何かをもう一度考えてみてください。