フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア
一番しなくちゃいけないボランティアは親孝行だということを今回学びました。まずは身近な人から、そして世界へ!
感謝でいっぱい
高校の頃に海外を含め、様々な地にボランティアに行っている大学生のお話を聞く機会がありました。その中でもフィリピンへ海外ボランティアに行ったときのお話にはすごく興味が持て、私も大学生になって自分でお金を貯めれたら行こうと決めていました。
日頃から、世界各国の貧民区での環境や状況、学校に行けず働き、またはゴミを拾うことで生計をたてるしかない生活をしている子供たちが同じ世界で必死に生きていて、なのにそんな世界をメディアを通してしか見ることなく、他人事のように「可哀想だ」と言うだけの自分に苛立ちを覚えていました。そして大学で1年、様々なことを学んだ今、ただ講義やニュースを聞いているのではなく、実際に自分で今の世界の現状を目にし、考え、そして何か少しでも精一杯生きている子供たちの助けになりたいと思うようになりました。海外のボランティアなら別に国内で募金するだけでもいいかもしれません。しかし実際の状況を自分の体で体験しなくてはわからないことは山ほどあると思います。一度でも違う世界を見て、そして苦しんでいる人々に触れることで「もっと協力したい」、「もっと自分ができることを探したい」、と行動を起こさなかった場合より強く思えるようになることで、その経験がまた新たなボランティアにつながっていければいいなと考え、今回このプロジェクトに参加しようと思いました。
「あ、行かなくちゃ」と国際思考が一切なかったはずの私が急に思いたって、殆ど勢いだけで参加することにしたボランティア。
行って感じたことはすごく大きな無力感でした。
行けば何かできるだろうって軽く考えて行ってしまったことを本当に後悔しました。
英語もタガログ語も話せないし医療の知識もないし特別な才能もないし賢くもない
そんな私がスラムの子供たちにできることなんて何もありませんでした。
マスターに「あなたたちはただのボランティアオタクでしょ。何のビジョンもないのに何ができるの?」「家で親孝行してたほうがよっぽどボランティアだぞ?」と厳しいお説教を喰らった初日
悔しくて悲しくて情けなくてただただ泣きました
どうしようもないほどのゴミ山、そこを裸足で走り回る子供、傷口や配られたパンにハエがたかってるのも気にしない子供、手当ての後にあげる飴が欲しいばっかりにカサブタをはがして血を流す子供、子供をパンの列に割り込ませる親
そういったものを見た時、本当に自分の無力さを感じて
でも子供たちに話しかけると皆すごい良い笑顔で、その笑顔に毎日私が助けられていました。
あそこにはどうしようもないような深い大きな問題があって、何も知らない私たちが行ってそれを解決することなんてできなくて、ボランティアって何なんだろうってずっとずっと考えさせられました。
胸をはって「ボランティアしてきたよ」とはとても言えません
助けに行ったはずが、色んなことを教えられて助けられました
子供たちやマスターが守ってくれなかったら生きて帰ることすらできませんでした
抱えた疑問や無力感はこの先もずっと胸に刺さったみたいに残っていくし、それを生かせるまでにも沢山の時間がかかると思います
でも絶対無駄にはしないし、価値のあるものだということだけは確信できます
最初は帰りたくて泣いて、マスターのお話を聞くたび泣いて、親や自分の恵まれた環境に感謝して泣いて、無力さに泣いて、最後は子供たちと別れたくなくて泣いて
なんか泣いてばかりの一週間でした、その分本気で笑った一週間でした
最終日に見送りに来てくれた子供たちが何度も抱き締めてくれて、手を振りながら私たちが乗ったバスを走って追いかけてきてくれた時、もう完全に涙腺が崩壊しました
本当に本当に本当に優しい子供たちでした、大好きです
マスター、お世話してくれたジェニーさんたち、子供たち、一緒に一週間頑張ってきた仲間
そして何より私をここまで育ててくれた両親
本当に今はただただ支えてくれたすべての人への感謝でいっぱいです
これからは未熟なりに日本でできることを探して、親孝行して、マスターに教えてもらった自他共栄の心を忘れずに頑張って生きていこうと思います
ありがとうございました
まずこの1週間で考えたこと、感じたこと、学んだことをいろんな人に伝えていきたいです。
そして自他共栄の心を持って、小さなことでもまわりにいる人や支えてくれる人の役に立ちたいです。
今回このフィリピンの生活で、ボランティアには気持ちだけじゃなくてお金がどうしても必要なんだと知りました。
今はしっかり勉強し、大学を卒業してしっかり自分でお金を稼げるようになってからまた行きたいです。
いつかもっと成長した自分を試したいので
必ずビジョンを持って!曖昧に「ボランティアがしたい」とかじゃなくて、何をすれば子供たちのためになるのか。何をすれば現地で役に立てるのかをしっかり考えて準備していってください。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
ぼらぷらの皆様へ。
1週間、丁寧なサポート本当にありがとうございました。
フィリピンでの滞在中、台風がきていたため飛行機のことについて何度も電話で対応していただきました。
夜遅くまで親切に対応してくださり、本当にありがとうございました。
おかげさまで、無事帰国することができました。感謝でいっぱいです。
そして、私にこんな貴重な海外ボランティアを経験させてくれて本当にありがとうございました。
海外と日本をボランティアという形でつなぐお仕事はとても大変だと思いますが、ぼらぷらの皆様のおかげで普通ではできない経験をできた人が、私を含め沢山います。
これからもどうぞ頑張ってください。
ありがとうございました。