フィリピン スタディツアー AE-2015.3.31への海外ボランティア
私は今回の経験を一生忘れないと思います。この経験を生かして、今後生活していきたいと思います。
勉強になった
大学の授業でスモーキーマウンテンで暮らす子どもたちについてのビデオを見る機会がありました。ゴミ捨て場で、大勢の大人や子どもが袋を持ちながら、大きなブルドーザーに潰されるリスクを顧みずに近づき、ブルドーザーが落ろすゴミからお金になる物はないかと我先にゴミを漁っていました。この光景が本当に現実に起こっていることなのか信じられず、とても衝撃を受けました。その映像を見てからスモーキーマウンテンに実際に行ってみたいと強く思うようになりました。なぜ、ブルドーザーに潰され命を落とす危険性がにもあるにも関わらず、そのような生活をしなければいけないのか、せざるを得ないのか、実際にスモーキーマウンテンで暮らす人々に話を聴きたいです。また、映像で感じることができない匂いや空気などの実際のスモーキーマウンテンという場所を感じたいです。そして、自分がそこで暮らす人々に何ができるのか考え、できることがあれば行動したいです。
また、支援が必要としている人に対して、少しでも力になれるようにボランティア活動に協力したいです。支援をしながら、現地で暮らす人々がどのような状況なのか、現地の人々に教えてもらえるように謙虚な姿勢を持ち、その人たちの文化、生活を受け止めたいと思います。
今回のプログラムに参加して、多くのことを学び、たくさんの人と交流を持つことが出来ました。実際にフィリピンに行ったことで、日本とは違う文化や考え方、貧富の差を自分の身体で感じることが出来ました。パンの配布プログラムで、ごみ拾いをして生計を立てている父親と、4・5歳ぐらいの小さな男の子に出会いました。男の子の身なりは、白い粉を全身にかぶっていて、足に小さなコブのようなものがあり、服はTシャツしか着ていませんでした。男の子は、パンの配布場所から離れた所で、一人で座っていて、パンの配布場所を見つめていました。私がパンを差し出しても、父親がその子にもらってよいと言われるまで、一切受け取ろうとしませんでした。母親がいなく、父親がごみ拾いに行っている間は、一人で過ごしていて、周囲の人が世話をしていると聞きました。この男の子と関わった後、切ない気持ちになり、今後男の子の人生はどうなるのだろうと不安になりました。昔よりスモーキーマウンテンでごみ拾いをしている人が減少したといっても、いまだにごみを拾って生活している人が大勢いることを痛感した出会いでした。そして、ごみを拾っている人が、明日の食べ物があるか分からないような貧しい生活を送っていることを思い知らされました。この問題は、スモーキーマウンテンが無くなれば解消する問題ではないように感じます。雇用や福祉、経済などのさまざまな問題の側面から捉えなければならないと思いました。
フィリピンと日本の福祉事業を比較したことで、フィリピンの福祉の長所・短所を知ることができ、改めて日本の福祉の長所、問題点を再確認することが出来ました。今後、日本の福祉現場で働く上で、フィリピンの福祉事業の良い所を導入出来るように考え、行動したいと思いました。また、今回の経験で、自分一人で出来ないことが多いけれども、自分が関われる範囲でも、困っている人がいたら助けたいと強く思うようになりました。
とても良い経験が出来たから。
学生時代はとても短いです。でも、自分次第でたくさんの経験が出来ると思います。どんなことでも積極性を持って頑張って下さい。