ベトナム スタディツアーへの海外ボランティア
自分の感じたことを整理する意味でも、ぜひ、一緒にスタディーツアーに参加している人と話をしてみてください。同じものを見ても、違うことを感じている人もいるかも!
視野が広がった
私がこのベトナムのスタディープログラムに参加したいと思った理由は、ベトナムの歴史について学び、現地の小学校や孤児院にいる子どもたちと交流することを通して、ベトナムという国が今どのような状況にあるのか、また、現地の人たちは具体的にどのような支援を求めているのかを知り、将来国際機関で働くにあたって、役立てたいと思ったからです。
私は今回、このベトナムのスタディーツアーに参加し、ベトナムの歴史について学んだり、現地の小学校や孤児院にいる子供たちと交流したりすることを通して、自分の視野がどれだけ狭かったのかということに気付かされました。ベトナムに行くまで私は、正直に言うと、ベトナムには、舗装されていない道が続いていたり、水や食べ物などが十分になかったりするのだと思っていました。ベトナムの子どもたちは、教育を十分に受けることができず、そのような施設もあまりないのだと思っていました。だから必然的に自分の中で、そういった部分においての支援が必要なのだと思い込んでしまっていました。しかしながら、確かに、ベトナムには今なお、約50年前に起こったベトナム戦争で使用された枯葉剤の影響が強く残っていており、そのような問題に対して活動している団体への支援はまだ必要であるものの、日本と変わらず、道はきれいに舗装されているし、水も日本と同じように、蛇口を捻れば出てくるし、子どもたちも、日本の子どもたちと同じように、椅子に座り、教室で授業を受けているのだということを知りました。ベトナムに実際に行ってみてようやく、自分の考えていたボランティアの定義がどれだけ狭かったのかということに気付かされたのです。現地の子どもたちと触れ合って、ほんの少しの時間でも、子どもたちが「寂しいな」と思う時間を減らしたり、反対に「楽しいな」と思える時間を一緒に作ったり、そういうこともボランティアなのではないのかなと思うし、他にも様々なボランティアの形があるのではないかと、このスタディーツアーを通して、学ぶことができました。
ボランティアをするにあたって大切なことは、自分がボランティアに行こうと思っている所が、今どのような状況にあるのかということを知ることだと思います。それを知らないままでは自己満足になってしまうかもしれないと思うからです。その国の状況を知るためには、教科書や本やインターネットなどからの情報も大切だと思うのですが、実際に自分の目で見ることがより大切なのではないかと、このスタディーツアーを通して強く感じたので、今後はその経験を活かして、さらに多くの場所に行き、その所その所で、必要とされているボランティアを考えていきたいと思います。また、直接その場所へ行くことはできなくても、できることはあると思うので、そういう形でのボランティアにも積極的に参加していきたいです。
ボランティアには、様々な形があり、様々な規模があると思います。相手のことを想ったボランティアなら、たぶんどの形のボランティアも正解だと思います。自分が思ったことをどんどんやってみてください。