ベトナム スタディツアーへの海外ボランティア
各施設の子供たちは、現状はすごくつらいと思いますが、笑顔がほんとに素敵でした。私はその無邪気な笑顔が忘れらないし、守りたいと心から思いました。
素敵な出会い
平和活動に興味があり、大学の生協学生委員会でも平和活動を行おうと動き出しています。ボランティアをしてみたかったのですが、まずは、世界の現状を知るべきだと思い、スタディプログラムの方にしました。日本内でも世界の現状を知ることはできますが、しかし、その現状を現実のものだと感じることは難しいことだと思います。そこで、実際に行って見ることで、何か感じ、自分たちの普段の生活の中でできる小さなことを探したり、学んだことを多くの学生に伝えたいと思い応募しました。
約一週間のベトナムでのボランティア体験は、自分の考えに大きな影響を与えました。2日目のベトナム戦争についての観光地や施設に行き、当時の戦い方や過酷さを少し理解することができました。この1日があったおかげで、次の日からの活動がよりためになったと思います。孤児院、小学校、平和村の3つの施設では、枯葉剤の影響を受けた子供や捨てられてしまった子供などと触れ合いました。孤児院では、寝たきりの子から元気に走り回る子までいて、すべての子とかかわることができてよかったです。ここにいる子供たちは笑顔にあふれていて、赤ちゃんの泣き声を聞いたときや、子供たちと無邪気に遊ぶとことで、どんな障害があっても子供は子供なんだと思いました。小学校でも、決して裕福ではない子供たちですが常に笑顔にあふれていて一緒に楽しく遊ぶことができました。病院では、孤児院よりも障害が大きい子供たちがたくさんいました。最初はどう接していいのかわからなかったけど、子供たちの方から絡んできて、その元気な姿に圧倒しました。この数日間をとおしてたくさんの子供とふれあい、その時間はとても楽しく、子供たちの元気な姿とその笑顔が印象的でした。日本にいたときは、障害者に対する偏見がありましたが、たった1週間のボランティアを通して、そんな過去の自分が恥ずかしく思います。私は将来、腕や足の無い人でも手芸などの細かい作業ができるくらい精密な義手や義足を作りたいと思っていました。しかし、ベトナムの病院の施設状況を聞いて、障害者だけでなく病院のサポートもできるようなものを作ることも大切だと思いました。私は医学を専攻していないので、医師不足を直接助けることはできません。日本に帰ってから自分にできることを考えた結果、将来このような障害をもったひとやその人を支えている人の役に立つようなモノを作る技術者になることがわたしにできることだと思いました。まだまだ先の話だけど、いつか実現したいと思います。
今回、このボランティアがすごく楽しいいい思い出になったのは、参加したメンバーが楽しかったのに加え、ガイドのトンちゃんが優しかったからだと思っています。最初はベトナムってだけで不安がありましたが、トンちゃんの笑顔と明るさで不安はなくなったんだと思います。このボランティアに参加してほんとうによかったです。また機会があればぜひ参加して、世界中の現状を直接感じたいと思います。また、少しでも興味をもってくれた人にはボランティアに参加することを薦めたいと思います。きっと日本がどれだけ平和なのかを実感するし、自分の中の何かが変わることでしょう。
まず、自分の身の回りの機関を使って、多くの人に戦争についてとその影響を伝えたいです。自分たちにできることは募金くらいですが、それの重要性もしっかり伝え、多く人がこの分野に興味を持ってくれればと思います。また、少し先の話になりますが、将来は障害をもった人やその周りの人を支えるようなモノをつくりたいと思いました。医療機器になると技術面以外にも金銭面での問題も大きな壁になると思いますが、そこもの乗り越えられるような、そんなものが作れるエンジニアとして活躍していきたと思いました。
旅行では決して味わえない人生観をかえるくらいいい経験だったからです。
もしこのような分野に興味があるならぜひ一度参加してほしいです。日本でもネットや本を使って調べることはできるけど、実際にかかわって目で見て感じることで得られるモノは何倍も大きなモノです。