ベトナム スタディツアーへの海外ボランティア
最高の仲間に出会えました!濃い一週間をありがとう!
一生の思い出
大学の講義で、枯葉剤の影響について学んだことでベトナムに興味を持ちました。
様々な化学物質を扱う学部にいるため、人の身体に有害な物がどのような影響を与えたのか実際に現地で見学する事で、何か学んだり考えたりするきっかけになるのではないか感じた為、参加を希望しました!
今回、ベトナムに行って来て本当に良かったなと思っています。
現地に着くまでは、初めての海外・初めてのボランティアということで不安でいっぱいでしたが、空港ではガイドさんが優しく迎え入れて下さったり、一週間共に過ごす仲間たちと自己紹介し合ったりと楽しい雰囲気にのまれ、気付けば不安なんて無くなっていました(^^)
一番印象に残っていることは、子どもたちとの触れ合いの時間です。
3日間で孤児院、小学校、平和村の3つの施設を訪れました。ここには、枯葉剤の影響を受けた子どもや親に捨てられてしまった子どもたちが居ました。日本に居る間はずっと、孤児院に居る子は恵まれない可哀想な子だと思っていました。
しかし、実際に現地に行ってみると可哀想だなんて思っていたことがすごく恥ずかしくなりました。皆、それぞれが暮らす場所で幸せそうにしていました。ベッドの上で寝たきりになっている子も私が手を握ると、ぎゅっと握り返してくれたり、表情を変えてくれたりしてくれました。顔をくしゃくしゃにして笑っている子どもたちの表情は、とっても可愛かったです。そして、どんな重い障がいを持っていても皆と同じように自分も生きているんだ!ということを、それぞれがその子なりに私に教えてくれている気がしました。これは、現地に行って実際に子どもたちと関わってみないと感じることの出来ない特別な感覚だと思います。
また、このベトナムスタディツアーでは、ベトナム戦争のことについて沢山学ぶことが出来ました。
クチトンネルは、米軍に「ゲリラはどこにもいないが、どこにでもいる。」と言わせたベトナム軍の基地でした。この言葉は、以前から知っていましたが米軍にこう言わせた、ベトナム軍の戦法・知恵を、実際に見て体験することで初めてこの言葉の意味がわかりました。
また、戦争証跡博物館では色々なことを感じることが出来ました。
当たり前のことではありますが、私たちの世代は戦争を知りません。この博物館の写真や資料は、そんな私たちでも実際に戦場に立っているかような感覚を与えてくれました。戦争を知る人が少なくなった今だからこそ、ここまで明らかにしてしまうのか…というくらいの、何も包み隠さない博物館が意味を成していると感じました。
戦争のことばかりではありません。
メコン川のクルージングや水上人形劇の鑑賞などお楽しみも盛りだくさんでした♪
自由時間にカフェに行ってみたり、女子会開いたり、スパに行ったり、市場で値切りに挑戦してみたり、本当に楽しかったです☆
日本から、本やインターネットなどを通してベトナムのことについて知ろうとすると偏った見方になってしまいますが、現地で自分の目で見て、身体で感じることで、さまざまな視点からベトナムや戦争を見つめ、考えることができます。それと同時に日本や自分について考えるきっかけになりました。そして、何よりも最高の仲間に出会えて本当に良かったです!!
とても濃い一週間をありがとうございました!!
「ベトナムに行ってきた!」で終わらせては、今回の経験が無駄になってしまいます。
現地に行かなくても日本からも何か力になれることがあるはずです。
募金や寄付を積極的に行うことも大事ですが、自分が見てきたことや体験してきたことを一人でも多くの人に伝えて、現状を知ってもらうことも大切だと思います。知ることで考えるきっかけになると今回のプログラムで強く感じました。そして、伝えていく中で更に自分の視野を広げていけたら良いなと思います。
迷っているなら行ってみるべき!最高の仲間との出会いと自分が見たことのない世界がそこには待っています!